Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

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続)気になるオペラ演出(36)ヘンゼルとグレーテル@ウィーン国立(15年11月19日プルミエ)

▼プルミエ(11/19)からだいぶ経ってしまいましたが、YouTubeに全曲版が公開されていたので(削除される可能性はあるものの)掲載しておきます。
▼参考記事(Opernnetz評)(Prächtiger Klangzauber im schwarzen Märchenwald


▼演出: エイドリアン・ノーブル(Adrian Keith Noble, 1950-, 英)
今月19日(木)にウィーン国立歌劇場で初日を迎えるE.フンパーディンク(Engelbert Humperdinck, 1854-1921, 独)のオペラ《ヘンゼルとグレーテル(Hänsel und Gretel)》を演出する英国の演出家(theatre director)。周知のように11月~12月は同オペラの上演がとくに多く、Operabaseによると同2カ月間だけでも38都市で39種類のプロダクションが計203回上演される予定。なぜ38都市で39のプロダクションかというと、ウィーンでは国立歌劇場とフォルクスオーパーの両方で上演されるからだが、とくに国立歌劇場は新プロダクションで、しかも指揮がC.ティーレマン(Christian Thielemann, 1959-, 独)ということもあり(関連記事)、初日は完売かと思いきや意外にも売れ残っている。
演出に関しては新制作であることは間違いなく、もうすでにリハーサルは最終段階にあると思うが、さすがにGP前でもあり、ほとんど情報が見つからず現時点ではどんなものになるのかまったく不明。したがって、比較的最近上演された公演(ウィーン国立では2010年に《アルチーナ》を演出)の中から公開されている動画を参考にして予想してみるしかない。なお、昨年(2014年)5月に上野で上演されたローマ歌劇場(ムーティ指揮)の引越し公演《シモン・ボッカネグラ(Simon Boccanegra)》の演出家でもある。
http://ka2ka.exblog.jp/22456904/

by ka2ka55 | 2015-12-06 22:17 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラ演出(44)ファウスト@ザルツブルク音楽祭(16年8月14日プルミエ)演出:R.v.d.タネン

▼演出: ラインハルト・フォン・デア・タネン(Reinhard von der Thannen, 1957-, 墺)
やや先の話だが、来年(2016年)のザルツブルク音楽祭(Salzburger Festspiele)(7/22~8/31)で上演されるグノーのオペラ《ファウスト(Faust)》(8/14プルミエ)を演出する、フォアアールベルク(Vorarlberg)州出身のオーストリア人。同公演は、目玉がないと言われる来年のザルツブルク音楽祭の中で、演目そのものもさることながら個人的に最も注目している(気になる)公演の1つ。というのも、フォン・デア・タネン氏が演出家としてよりも、むしろ舞台装置衣装デザイナー(Bühnen- und Kostümbildner)として知られているからであり、現在ベルリンKOBで上演中(12/28まで)の《ヘンゼルとグレーテル(Hänsel und Gretel)》(再演)が数少ない(唯一の?)演出家も兼ねた仕事かもしれない(下記トレイラー動画参照)







ちなみに舞台装置衣装デザイナーとしては、演出家のハンス・ノイエンフェルス(Hans Neuenfels)と組んでの仕事が多く、とくに有名なのは、バイロイト音楽祭で上演された例のねずみ軍団による《ローエングリン(Lohengrin)》であろう(下記動画参照)。

▼参考動画








by ka2ka55 | 2015-12-06 00:54 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラ演出(43)アイーダ@ベルリンDOB(15年11月22日プルミエ)演出: B.v.ペーター

▼演出: ベネディクト・フォン・ペーター(Bednedigt von Peter, 1977-, 独ケルン)
名前が珍しい、というか印象的だがケルン出身のドイツ人。1977年生まれの38歳とのことなので演出家としては若手と言えなくもない(しかし、来年(2016年)7月からスイス・ルツェルン劇場のインテンダント(総監督)に任命されており、あなどれない)。2003年にハンブルク歌劇場でキャリアをスタートし、ペーター・コンヴィチュニー、クリストフ・ロイなどの助手を務めている。これまでにハイデルベルクの《エフゲニー・オネーギン》(2007/08)、フランクフルトの《群盗》(2008/09)、ベルリンKOBの《フィデリオ》(2009/10)、バーゼルの《パルジファル》(2010/11)、ハノーファーの《椿姫》(2011/12)、ブレーメンの《ボエーム》(2013)、ハノーファーの《ドン・ジョヴァンニ》(2014)などを演出しているが、今回気になった、というか注目したのは、ベルリンDOBで先月から上演中(12/10まで)の《アイーダ(Aida)》の演出。Opernnetz評では総合で満点に評価されているが、とくに演出に関しては、けっして演奏会形式ではないにもかかわらず、以下の短いトレイラーからでもわかるように、指揮者(アンドレア・バッティストーニ)とともにオーケストラが舞台の奥に、合唱が客席側に配置されているという、きわめて変則的なもの(映像が使用されるのはもう珍しくない)。さらに、衣装(とくにラダメス役)などもまるでプローべにしか見えず、およそ通常の「アイーダ」の舞台のイメージからかけ離れている(コンヴィチュニーの影響か…)。ちなみにラダメス役は韓国人テノールのアルフレッド・キム(Alfred Kim)。



▼参考動画








by ka2ka55 | 2015-12-05 05:55 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラ演出(42)ノルマ@ルツェルン劇場(16年3月12日プルミエ)演出:N.ロシュキー

▼演出: ナディヤ・ロシュキー(Nadjya Loschky, 1983-, 独)
ベルリンの「名門」ハンス・アイスラー音楽大学(Hochschule für Musik Hanns Eisler Berlin)でオペラ演出(Musiktheaterregie)を学びながら、演出家ハンス・ノイエンフェルス(Hans Neuenfels)の助手を務め、2006年オズナブリュックでGrigori Fridの一人オペラ(Monoopera)《アンネ・フランクの日記(Das Tagebuch der Anne Frank》で演出家としてデビュー。2009年に《ポッペーアの戴冠(L’Incoronazione di Poppea)》の演出で学位を取得している。これまでに同音楽大学出身の演出家は何人か取り上げているが、32歳ということで最も若手の一人かもしれない。なお、現在、同大学で講師も務めているとのこと。残念ながら同演出家の舞台は観たことがなく、動画を検索しても全曲版はヒットしないが、数分のトレイラーを何本か見る限りでは、いずれもオーソドックスな演出とは言い難く、ノイエンフェルスの助手を務めていただけのことはありそう。
▼参考インタビュー記事(Ein neuer Stern am Firmament der Opernregie
▼参考動画














by ka2ka55 | 2015-12-02 17:29 | オペラ | Comments(0)

続)気になる日本人オペラ歌手(1)辻井 亜季穂(Akiho Tsujii, 1986-, 大阪府)(S)

▼辻井 亜季穂(Akiho Tsujii, 1986-, 大阪府)(S)
約1年前(2014-12-18)に取り上げた日本人ソプラノですが、先月27日(2015-11-27)に独ゲラ歌劇場でプルミエの《リゴレット(Rigoletto)》(新制作)にジルダ役で出演、彼女の歌唱や演技を含めて、Opernnetz評では総合で満点に評価されているのが目にとまったので、あらためて紹介しておきます。
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▼参考動画


ご本人のブログツイッターおよび所属歌劇場サイトに記載されたプロフィールを参照すると、1986年大阪府出身の「リリック・コロラトゥーラ・ソプラノ(Lyrischer Koloratur Sopran)」。愛知県立芸術大学大学院の博士前期課程修了後、2011年にDAAD(ドイツ政府給費奨学生)として渡独、ライプツィヒ音楽演劇大学大学院オペラ科を修了し、テューリンゲン州オペラ研修所在籍後、今年(2014年)9月から独アルテンブルク/ゲラ歌劇場(TPT Altenburg / Gera Theater)の専属歌手とのこと。つまりプロとしてデビューしたのは日本ではなくドイツということか。現在は同歌劇場でムゼッタ@ボエームに出演しているようだが、参考動画のうちパミーナ@魔笛のアリア"Ach ich fühl's"は得意なレパートリーらしく申し分ない歌唱と言えるだろう。

▼参考動画













by ka2ka55 | 2015-12-01 22:04 | オペラ | Comments(1)