Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

5kmに19分

ジロ第14ステージ(Verona→Alpe di Pampeago, 195km)は、第7ステージでパンクのため優勝を逃して悔し涙の3位ゴールだったセッラ(イタリア、CSF Group Navigare)がクライマーとしての本領を発揮する見事なぶっち切りの勝利(2位に4分38秒差)。しかし意外にもジロでのステージ優勝は、やはり印象的だった2004年以来の2回目だそうだ。今日はうれし涙だったが、それにしてもよく泣く選手だ。
で、第14ステージは文字通りの山岳(ドロミテ)ステージの初っ端だったわけだが、頂上ゴールまでの約4kmは平均勾配が何と12%。優勝したセッラでさえ残り5kmに19分(時速16km)もかかってたよ。2位以下の選手もみなヘロヘロ状態。しかしそれによって総合優勝争いがちょっと面白くなってきた(上位20名が5分差以内)。力が拮抗しているというべきか、どんぐりの背比べというべきか。つまり、パンターニやアームストロングのような桁外れのバケモノ選手がいないのさ。
by ka2ka55 | 2008-05-25 11:41 | 自転車