Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

便所の句

某便器メーカーが募集した「トイレ川柳」の審査結果記事があった。
川柳はツマラナイと思っているので、どの川柳もやはりツマラナイ。
それにしても、最近、便所という言葉がほとんど使われなくなったような気がする。やはり下品な言葉なのだろうか。
面白かったのは、今年の7月、東京上野にある奏楽堂にオペラを見に行った際、トイレの表示が「便所」となっていたこと。公共施設で久しぶりに見る「便所」の文字にオペラ以上に感動してしまった。
奏楽堂は明治23年に創設された日本最古の木造の様式音楽ホールであり、国の重要文化財にも指定されているらしく、すべて当時のままに保存することが義務付けられているのかもしれない。
ところで、Wikiには「日本の便所」の項目があり、これの各国語版もあり、ナカナカ興味深い。
川柳はともかく、さすがに俳句の中には便所を詠んだものはあまりなさそうだが(たしか一茶の句の中には糞尿を詠んだ句がある)、一句のみ、非常に有名な便所の句がある。

便所より青空見えて啄木忌  寺山修司

by ka2ka55 | 2007-10-18 12:47 | ニュース