《オベルト》@ハイデンハイム・オペラ・フェスティバル(16/08/04プルミエ)とはどんなオペラなのか
音楽祭は1964年にヘレンシュタイン城の騎士の間の遺跡で「城館の夜の歌」という野外コンサートが開かれたことから始まる。5年後に音楽祭は小規模なオペラをレパートリーに加えた。1977年に初の大規模オペラの『後宮からの誘拐』を上演し、1988年には現在の名称となった。音楽祭の会場はヘレンシュタイン城の騎士の間の遺跡、コンツェルトハウス、会議センターである。期間中はオペラだけではなく、野外コンサートやガラコンサート、その他の音楽イベントが行われる。▼関連記事
・Opernfestspiele Heidenheim
今年(2016年)の開催日程は6月8日から8月7日まで、つまり本日閉幕するわけだが、オペラはプッチーニの《ボエーム(LA BOHÈME)》とヴェルディの《オベルト(OBERTO)》が上演された。
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・Ein Vorbericht zu "Oberto Conte di Bonifacio" / Verdi in Heidenheim (Kultur Regional am 4.8.2016 von Rainer Schlenz)
▼ヴェルディ作曲《オベルト(Oberto)》全2幕
Wikiの日本語版の記事には「『オベルト、サン・ボニファーチョ伯爵』(Oberto, Conte di San Bonifacio)は、ジュゼッペ・ヴェルディが初期に作曲した2幕からなるオペラである。『サン・ボニファーチョ伯爵オベルト』と称されることもある。オペラは現在では全く上演されない」とあるが、ヴェルディのオペラ全26作のうちの実質的に第1作(1839年、ミラノ初演、台本はソレーラ)である。「現在では全く上演されない」というのも、現に同音楽祭で上演されているので正しくはなく、今年2月にはフランクフルトでも演奏会形式で上演されたようである。とはいえ、滅多に上演されないことはたしかで、録音も映像も少ないが、2007年にスペインのビルバオで上演された公演がDVD化されていて、それがYouTubeに公開されているので参考になる(下記参照)。同音楽祭の公演も収録されて公開されればアリガタイのだが…
尚、あらすじおよびリブレットに関してはココを参照。
▼参考動画
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