続)お気に入りオペラ歌手(9)ハヴィエル・カマレナ(Javier Camarena, 1976-, メキシコ)(T)
https://www.youtube.com/watch?v=wSs9bEJXYKM
けっして意図しているわけではなく、文字どおり「お気に入り」とはいえ、当ブログで取り上げるオペラ歌手のほとんどは一般的にはマイナーもしくはマニアックと言えるかもしれない。そんな中で、珍しく、わたしの「お気に入りオペラ歌手」の1人が、最近ネット上で行われた「人気投票」(Bachtrack Opera Awards)で男性歌手部門において1位になったので報告しておきます。
ノミネートされていたのは、1位の同歌手のほか、2位:ロベルト・アラーニャ(Robert Alagna, 1963-, 仏, T)、3位:イアン・パターソン(Iain Paterson, 1973, スコットランド, BB)、4位:スティーヴン・ミリング(Stepfen Milling, デンマーク, B)、5位:ヴィットリオ・グリゴーロ(Vittorio Grigolo,1977, 伊, T)、6位:レオ・ヌッチ(Leo Nucci, 1942-, 伊, B)の6名。投票結果は、1位のカマレア(得票率45%)と2位のアラーニャ(得票率44%)のほぼ一騎打ちという意外(?)なものでした。
▼元記事
メキシコのパラマ(Xalapa)出身、今年39歳のテノール。デビューは2004年(《連隊の娘(La Fille du Régiment)》のト二オ役)、2007年からチューリヒ歌劇場の専属となっているが、すでにMETにもデビューしている。ちなみに昨年(2014年)の《チェネレントラ》の公演ではアンコールに応えて歌い、これはMET史上、L. パパロッティ(1993年)とJ.D. フローレス(2008年)についで3人目だとか(METではアンコールが原則禁止)。「オペラ歌手(とりわけテノール)は見た目じゃない」を強く印象づけるテノールと言えるかもしれない。▼参考動画