気になるオペラ演出(27)モーゼとアロン@ベルリン(KOB)15年4月19日プルミエほか(演出: B. コスキー)
豪州・メルボルン出身の演出家。2012年からアンドレアス・ホモキ氏(現チューリヒ歌劇場インテンダント)の後任としてベルリン・コーミッシェ・オーパー(KOB)のインテンダントに就任し、昨年(2014年)国際オペラアワード(International Opera Awards)のベスト演出家賞を受賞している。あまり関係ないが、祖父は欧州から豪州へ亡命したユダヤ系で、本人はGayであることを公表している。KOBには何度か訪れているが、残念ながら同演出家の公演は観たことがない。トレイラーを見る限り、最近では《魔笛》の演出がきわめて印象的だが、どの演出もよくもわるくも「普通でない」ところが興味深い。その意味で、今月19日にプルミエのA. シェーンベルク作曲《モーゼとアロン(Moses und Aron》の演出も気になる/注目される。
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