赤というより紫に近く、じっさいに「紫キャベツ」(英語では"purple cabbage)とも呼ばれるが、ドイツ語には"Violettkohl"という語は(たぶん)なく、あくまでも"Rotkohl"すなわち「レッドキャベツ」。けっして珍しいキャベツではないが、近所のスーパーでは、丸ごと1個が売られているのは珍しく、しかも安かったので、久しぶりに調理したくなり買ってきた。
調理といっても、細かく刻んで酢に漬けただけでも食べられないことはないのだが、ドイツなどで一般に食べられているのは、もうちょっと手が込んでいて独特の味付けのもの。日本でもちょっと気の利いたスーパーであれば、たとえば「キューネ(
Kühne)」というメーカーの瓶詰めの"Rotkohl"が置いてあり、円高だった数年前は数百円で買えたのだが、昨今はどうか…
というわけで、さまざまなレシピの中から今回はこの
動画のレシピを参考に作ってみた(材料や調味料は多少異なる)。
1玉(約1kg)を四等分して芯を落として細かく刻む。スライサーを使用するまでもなく包丁でザックザックすると結構な嵩になる。
まずバターを熱してタマネギを炒める。
そこに刻んだ赤キャベツを投入。さらに、刻んだリンゴ、赤ワイン、リンゴ酢、アップルコンポート、水、香辛料(レープクーヘン用)、砂糖、塩、こしょうなどを加えて煮込む。
約40分煮込んだところで、水溶き片栗粉を流し入れて完成。調理時間は約1時間。