Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

最近の医師新聞(Ärzte Zeitung)から(11) 9/15~9/21

(110)「ヒスタミン不耐性は、疾患としての存在には懐疑的な研究者がいる一方で、その機序には少なくとも仮説が存在し、問題となるのはヒスタミンの分解である/分解は、生理的条件下、多くの酵素、とりわけMAOやDAOによって起る」 Histaminintoleranz:Krankheit oder nur Einbildung? URL(9/21付)

(109)「高用量のニコチンアミド(ビタミンB3)が、とくに多くの抗生物質に対して耐性であり、退治がきわめて困難であるMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に対して効果があることを独ミュンスター大の研究チームが突き止めた」 Vitamin B3:Neue Waffe gegen MRSA? URL(9/20付)

(108)「ベルリン医科大学(Charité)の研究者らが、アルコール依存症治療患者の再発リスクをMRI(核磁気共鳴イメージング)で正確に特定した/再発患者の脳の特定部位には、特別な構造的・機能的異常が存在するという」 Alkoholsucht:MRT erkennt Rückfallrisiko URL(9/20付)

(107)「21日(金)の世界アルツハイマーデーを機に、ドイツで認知症患者の治療を遅らせているのは、医療保険と介護保険の財源の分離のせいであるとして、ハンス・グッツマン教授(老年精神医学)らは医療制度そのものを厳しく批判した」 Demenz:Wie Diagnosen verschleppt werden URL(9/20付)

(106)「ベルリンのロベルト・コッホ研究所は、今年6月初め以降、国内で4例目となるヘロイン依存者における炭疽病を新たに確認、病んだ依存者における炭疽病を考慮し、場合により標的抗生物質治療を開始するよう医師に要請している」 Berlin:Erneut Anthrax durch Heroin URL(9/20付)

(105)「精神的に負担があり、行動の余裕がほとんど許されない仕事の従事者は、こうした仕事のストレスがない人々と比べ、心臓発作のリスクが23%高い/欧州7カ国の約20万人を対象とした国際的研究結果を独デュッセルドルフ大が発表」 Myokardinfarkt:Arbeitsstress erhöht Herz-Risiko URL(9/18付)

(104)「南西ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州の病院では外国人患者が増加の一途/2010年のデータでは上位3国のフランス、スイス、ロシアのほか、特に大幅に増加したのは、UAE、カタール、サウジアラビアからの患者数」 Südwesten:Immer mehr ausländische Patienten URL(9/17付)

(103)「ドイツがん研究センター(DKFZ)は、インターネットhttp://t.co/pTKQ4Acsでタバコの添加物(糖、甘草、カカオ、バニラなど)に関する情報を提供中/一部の添加物は燃えると発がん物質が発生する」 Tabak:Neue Internetseite über Zusatzstoffe URL(9/17付)

(102)「乳癌検診(マンモグラフィー)は、過剰診断や偽陽性によって生じるデメリットよりもメリットの方が大きいことを伊研究者が報告/50歳から2年ごとに20年間検査した女性1,000人中7~9人が乳癌死を免れ、4人が過剰診断」 Brustkrebs-Screening:Und es rentiert sich doch! URL(9/16付)

(101)「独連邦最高裁(BGH)は、"Bio-Mineralwasser" のメーカーに対する不正競争克服センターの訴えを棄却、汚染物質含量が天然ミネラル水に対する許容限度を明白に下回る同社製品の販売を許可する判決を下した」 BGH:Grünes Licht für Bio-Mineralwasser URL(9/16付)

(100)「ドイツでも美容整形ブーム?:ドイツ形成美容外科学会(DGPRÄC)の推計によると、昨年ドイツでは50万人に対して美容整形手術(Botoxなどの処置を含まず)が施行された/毎年10%以上の割合で増加傾向にある」 Boom:Mehr Schönheits-Ops in Deutschland URL(9/15付)
by ka2ka55 | 2012-09-23 13:34 | ニュース