Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

最近の医師新聞(Ärzte Zeitung)から(10) 9/8~9/14

(99)「独ミュンヘンのバイテク企業4SC社が開発した癌治療薬レスミノスタット(Resminostat)によるフェーズIIからの朗報のおかげで同社の株式が高値圏/(ちなみに日本で独占的ライセンス契約を締結しているのはY社)」 Krebskandidat:4SC freut sich über gute Phase II URL (9/14付)

(98)「ボン大学とマンハイムの精神衛生中央研究所の研究者らは、1,218例の患者データと動物モデルを用いて、双極性障害で躁症状を引き起こす遺伝子(NCAN)を解読した/双極性障害患者には、うつと躁の状態が交互に認められる」 Manie:Forscher entschlüsseln Gen URL (9/14付)

(97)「百日咳が多くの国で再び蔓延している(米国では2012年の半年間で約1万8,000例、豪州では同期間に1万2,200例が報告されている)ことから、独渡航医学センター(CRM)は旅行前の百日咳ワクチン接種を勧めている」 CRM:Vor der Reise Pertussisimpfung! URL (9/14付)

(96)「ドイツ国内には移民系が1,570万人(全人口の約2割)暮しているが、一般の住民と比べ移民系住民が(うつ病から統合失調症までの)精神病に罹る頻度は約2倍/孤独、郷愁、言葉の問題、失業、貧しい教育や住宅事情が危険因子」 Psychisch krank:Migranten besonders gefährdet URL (9/12付)

(95)「独ハノーファー大学病院で嚢胞性線維症の息子(12)を救うために、両親がそれぞれ提供した肺葉の移植手術が行われた/2人のドナーの肺の生体移植はドイツでは初めて/肺の生体移植は、特に日本や韓国では頻繁に行われている」 Lungen-Spende:Eltern retten ihren Sohn URL (9/12付)

(94)「6月に独ケルンで下された判決(身体完全性の侵害)を契機に、ドイツでは男児の割礼をめぐる議論が緊迫したままだが、イスラエルの児童保護団体の設立者Sadeh氏は、ユダヤ人として本人の割礼によるトラウマ体験を報告した」 Beschneidung:Warnung vor einem Brauchtum URL (9/12付)

(93)「2011年のドイツ国内における自転車乗用中の交通死傷者が7万6,000人余り(死者400人)で前年をわずかに上回ったのは、電動自転車(E-Bike)や電動アシスト自転車(Pedelec)による事故の増加が原因か」 E-Bikes:Orthopäden für Helmpflicht URL (9/10付)

(92)「てんかん患者が子供を望む場合の注意点:ドイツ臨床神経生理学・機能イメージング学会(DGKN)によると、抗てんかん薬は経口避妊薬の効果を妨げ、てんかん患者における望まぬ妊娠の数を倍増させる」 Epilepsie:Darauf müssen Patienten mit Kinderwunsch achten URL (9/10付)

(91)「独脳卒中支援財団によると、ドイツでは毎年6万3,000人が脳卒中で死亡、うち約100人が自死例だが、その原因は「脳卒中後うつ病(PSD)」と考えられるため、同財団は脳卒中患者のより良い長期的支援を呼びかけている」 Präventionstag:Schlaganfall-Patienten suizidgefährdet URL (9/10付)

(90)「豪州で大流行中(昨年比で2倍の症例数)のインフルエンザは、来冬のドイツでも大流行が懸念されるため、高齢者や慢性疾患患者は必ず予防接種するようドイツウィルス疾患予防連合(DVV)の専門家が勧告している」 Impfempfehlung:Experte befürchtet starke Grippewelle URL (9/9付)

(89)「パラリンピックに出場している対麻痺アスリート(第6胸髄節レベル以上の障害を有する脊髄損傷者)の一部には、競技能力を高めるために、意図的に自律神経過反射を引き起こすブースティング(Boosting)を行う厄介者もいる」 Paralympics:Boosting statt Doping URL(9/8付)
by ka2ka55 | 2012-09-16 11:57 | ニュース