Catherine Naglestad - Vissi d'arte - Tosca
キャサリン・ネーグルスタッド(Catherine Naglestad)の近況がなぜか気になり検索したところ、トスカ(Tosca)の動画がヒット。いや、元気そうでなにより。といってもこの動画は約1年前(2010年7月18日)のオランジュ音楽祭(les Chorégies d'Orange)で収録されたもの。
このソプラノをこれまで2回の実演(08年4月のアイーダ(渋谷)と09年3月のサロメ(ケルン))で見ているが、どうやらこのところトスカが当り役らしく、最近ではウィーンやベルリン(UDL)にも同役で出演している。2年半前にケルンで見たときは体格があまりに立派なサロメで少なからずがっかりしたが、このトスカなら歌唱は言うまでもなく(見た目も)申し分なし。
ちなみに、ネーグルスタッドは米国出身だが、姓からもわかる(?)ようにルーツは北欧、具体的にはノルウェーのようである。ノルウェーには"Naglestad"の地名もある。したがって、正しい発音(表記)は微妙に違うかもしれない。いずれにしても北欧系のソプラノは概して体格(容姿?)がいいせいか、声量を含めて迫力があり、トスカのようなドラマチックな役にはうってつけということか。そして、今後はワーグナーの作品の各役(ゼンタ、エルザ、ブリュンヒルデ、ジークリンデ)にもレパートリーを拡げるとのことでこれは大いに楽しみ。