カルメン@NNTT
【全3幕】(フランス語上演/字幕付)
原作 プロスペル・メリメ 台本 アンリ・メイヤック/リュドヴィク・アレヴィ 作曲 ジョルジュ・ビゼー
2010年6月15日(火)/新国立劇場(東京)/14:00開演/17:35終演/3階4列中央B席11.4K/★★☆
《カルメン》はけっして嫌いな演目ではないが、演出やキャストによってはツマラナイものになってしまう典型ともいえる公演で珍しく評価も星二つ半(★★☆)。とにかく演出(美術)がツマラナイのと主役級の男声(ドン・ホセ&エスカミーリョ)に魅力なし。いずれもミスキャストではあるまいか。ちなみに両者ともドイツ人。別の演目で出直して来い、と言いたい。辛うじてよかったのは、タイトルロールの歌唱ではなく容姿とミカエラ役のソプラノ(浜田理恵)。
それにしても座った席もわるかった。右隣のオバ様は隣の連れと上演中におしゃべりするし、左隣のオジ様は鼻息がうるさい。しかも両者とも曲が終わらないうちから拍手をするサイテーのお客様。
《カルメン》が嫌いになりかけた一日であった。