Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

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気になるオペラ演出(53)ドン・カルロ@パリ国立(17/10/10プルミエ)演出:K.ワルリコフスキ

▼演出:クリストフ・ワルリコフスキ(Krzystof Warlikowski, 1962-, ポーランド)
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http://www.nowyteatr.org/en/people/warlikowski
個人的に印象的なのは、昨年7月にエクサン・プロヴァンス音楽祭で上演されたヘンデルのオラトリオ《時と悟りの勝利(Il trionfo del tempo e del disinganno)HWV46》(下記動画参照)の演出なのだが、正直なところよくわからない奇妙な演出という点で印象的。また、最近では今月(7月)ミュンヘンで上演されたフランツ・シュレーカーのオペラ《烙印を押された人々(Die Gezeichneten)》の演出も話題になった(下記トレーラー参照)。これらを勘案すると、今年10月から11月にかけてパリ国立オペラ座で上演予定の《ドン・カルロ(Don Carlos》(10/10プルミエ)も何か風変わりな演出が予想される。ちなみに下記動画のインタビューを見ると(オペラ演出家としては普通とも言える)「ゲイ」であることはほぼわかるが、Wikiの記事によると、興味深いことに同性愛者にもかかわらず女性の舞台・衣装デザイナー(Małgorzata Szczęśniak)と結婚しているようである(Warlikowski ist, ungeachtet seiner Homosexualität,[1] mit der Bühnen- und Kostümbildnerin Małgorzata Szczęśniak verheiratet. Beide arbeiten auch beruflich eng zusammen und realisierten viele Theaterproduktionen gemeinsam.[2])。

▼参考動画






by ka2ka55 | 2017-07-31 12:00 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラ演出(51)魔弾の射手@チューリヒ歌劇場(16/09/18プルミエ)ほか/演出: H.フリッチュ

▼演出: ヘルベルト・フリッチュ(Herbert Fritsch, 1951-, 独アウグスブルク)
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ちらっと見ただけでは演目が想像できない舞台写真だが、これが意外にもチューリヒ歌劇場(Operhaus Zürich)で上演中(9/18~10/22)の《魔弾の射手(Der Freischütz)》。トレイラー動画(下記参照)を見れば音楽で直ちにそれとわかるが、それにしても、これほどカラフルでユニークな《魔弾の射手》 の舞台は見たことない。もともとそれほど好きな演目ではないが、これは実演を見たいと思わずにはいられない…


気になる演出は、なぜか若い女性を想像したが、意外にも今年65歳の男性の演出家。Wikiの記事によると俳優、演出家、メディアアーチスト(Schauspieler, Regisseur und Medienkünstler)とあり、演劇や映像の分野での活動がメインのようで、オペラの演出はむしろ少ない。動画サイトにはやはりチューリヒで今年2月から4月にかけて上演されたH.パーセルのオペラ《アーサー王(King Arthur)》とベルリン(KOB)で来年再演される《ドン・ジョヴァンニ(Don Giovanni)》のトレイラーがそれぞれ公開されているが(下記参照)、演目に関わらずユニークな見た目の印象は共通するものがある。

▼参考動画



▼参考記事(レビュー)

▼参考動画(オペラ以外)




by ka2ka55 | 2016-09-23 06:00 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラ演出(50)愛の妙薬@仏ラン国立オペラ座(16/10/21プルミエ)演出: S.ポーダ

▼演出: ステファノ・ポーダ(Stefano Poda, 1973-, 伊トレント)公式サイト
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前回前々回の記事の中で昨年トリノで上演された《ファウスト》の動画(全曲版トレイラー)を掲載したが、同プロダクションの演出を手がけたのがイタリア・トレント出身のオペラ演出家ステファノ・ボーダ氏。これまでのプロダクションの動画(本人のインタビューを含む)を見ると(下記参照)、好みが分かれる演出と言えそうだが、オペラ演出家には珍しく(?)、演出・衣装・照明・装置・振付のすべてを本人が手がけているという点で興味深い。本来、演出はそうあるべきなのか…
来月ストラスブールで上演予定(10/21プルミエ)の《愛の妙薬(L'elisir d'amore)》は演出家として初の演目のようだが、ネモリーノ役が(来年3月NNTTで上演予定の《ルチア》でエドガルド役の)イスマエル・ジョルディ(Ismael Jordi)、アディーナ役がダニエル・デ ニーズ(Danielle de Niese)なのでキャストの点でも注目される。

▼参考動画












by ka2ka55 | 2016-09-18 13:10 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラ演出(49)ヴェニスに死す@独ビーレフェルト(16/6/11プルミエ)演出:N.ロシュキー(2)

▼演出: ナディヤ・ロシュキー(Nadjya Loschky, 1983-, 独)
同演出家については、今年3月にも《ノルマ(Norma)》@ルツェルン(下記動画参照)の演出に関連して記事にしているが、先週の土曜日(6/11)にドイツ・ビーレフェルト劇場(Theater Bielefeld)で上演(プルミエ)されたB.ブリテンのオペラ《ヴェニスに死す(Death in Venice)》の公演がOpernnetzで満点に評価されているのが目にとまったので再び取り上げることにした。



ベルリンの「名門」ハンス・アイスラー音楽大学(Hochschule für Musik Hanns Eisler Berlin)でオペラ演出(Musiktheaterregie)を学びながら、演出家ハンス・ノイエンフェルス(Hans Neuenfels)の助手を務め、2006年オズナブリュックでGrigori Fridの一人オペラ(Monoopera)《アンネ・フランクの日記(Das Tagebuch der Anne Frank》で演出家としてデビュー。2009年に《ポッペーアの戴冠(L’Incoronazione di Poppea)》の演出で学位を取得している。これまでに同音楽大学出身の演出家は何人か取り上げているが、32歳ということで最も若手の一人かもしれない。なお、現在、同大学で講師も務めているとのこと。残念ながら同演出家の舞台は観たことがなく、動画を検索しても全曲版はヒットしないが、数分のトレイラーを何本か見る限りでは、いずれもオーソドックスな演出とは言い難く、ノイエンフェルスの助手を務めていただけのことはありそう。
▼参考インタビュー記事(Ein neuer Stern am Firmament der Opernregie
▼その他の参考動画














by ka2ka55 | 2016-06-14 04:01 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラ演出(48)ルチア@新国立劇場(NNTT)2017年3月14日プルミエ(演出: J-L.グリンダ)

▼演出: ジャン=ルイ・グリンダ(Jean-Louis Grinda, 1960-, モナコ公国)HP
やや先の話だが、すでに発表されているNNTTの来(2016/17)シーズンの公演ラインアップの中で名実ともに唯一の「新制作」と言えるのが来年3月に上演予定の《ルチア》。もちろん、ドニゼッティ作曲の《ランメルモールのルチア(Lucia di Lammermoor)》だが、同公演を演出するのが、モナコ・モンテカルロ歌劇場(Opéra de Monte-Carlo)の総監督(2007年に就任)でもあるジャン=ルイ・グリンダ氏。NNTTのHPに掲載されているプロフィールによると「1996年から2007年までベルギー・ワロニー王立歌劇場の総監督を務め「折衷的、かつ独創的」なレパートリーを確立してきた」とあり、NNTT初登場ではあるが、2013年トリノ王立歌劇場日本公演で上演された『トスカ』を演出している。
「ルチア」は個人的にあらゆるオペラの中で最も好きなオペラの1つでもあり、来年の公演はその意味でも大いに楽しみなのだが、気になるのはやはり演出。ちなみにNNTTでの上演後、モンテカルロ歌劇場でも同演出で上演される予定とのこと。そこで、例によって動画を検索してみると、モンテカルロ歌劇場が公開している動画の中に同演出家のインタビューを含めていくつかのトレーラーも公開されているが、中でも2013年に上演された《ラインの黄金(L'OR DU RHIN (Das Rheingold) )》は、美術・装置・衣装・照明スタッフがすべて件の「ルチア」と同じであるという点で大いに参考になるとともに期待できそうでもある(下記動画参照)。



▼関連記事
注目オペラ歌手(62)オルガ・ペレチャッコ(Olga Peretyatko, 1980-, 露)(col-S)(2016-06-02

▼その他の参考動画









by ka2ka55 | 2016-06-08 23:42 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラ演出(47)ローエングリン@独オスナブリュック(16/3/19プルミエ)ほか 演出: Yona Kim

▼演出: Yona Kim(韓国)

▼参考動画















by ka2ka55 | 2016-04-20 03:39 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラ演出(46)蝶々夫人@ヨーテボリオペラ他(演出: 笈田ヨシ)

▼演出: 笈田ヨシYoshi Oida, 1933-, 兵庫県神戸市)公式サイト
現在、スウェーデンのヨーテボリオペラ(GöteborgsOperan)で上演中(2/13~5/18)の《蝶々夫人(Madame Butterfly)》を演出している日本人。1933年兵庫県神戸市生まれとあるので相当に高齢(7月に83歳)であるが、Wikiの記事の「来歴」には以下のように記載されている:
慶應義塾大学在学中、文学座に入団。劇団四季を経て1968年にロンドンでピーター・ブルック演出の実験劇「テンペスト」に出演。1970年にブルックが設立した国際演劇研究センター(CIRT)に参加。以後パリを拠点に、主に各国の劇場で活躍。著書に「俳優漂流」(五柳書院、1989)がある。90年代に笈田ヨシ、あるいはヨシ笈田に改名。1992年にフランス芸術文化勲章シュバリエ受勲。以降2007年に同オフィシエ、2013年には同コマンドゥールを受勲。
しかし、日本人演出家による《蝶々夫人》でありながら、しかもタイトルロールの蝶々さん役はダブルキャストであるにもかかわらず、いずれも韓国人ソプラノ(Jung Nan Yoon / Karah Son)であるというのは、いささか残念と言わざるを得ない。ちなみに日本人はダンサー役としてKyoko Matsumotoのみキャスティングされている。

▼参考動画









《ピーター・グライムズ(Peter Grimes)》@仏リヨン(2014年4月)/指揮: 大野和士




《真珠採り(Les Pêcheurs de perles)》全曲@仏パリ・オペラ=コミック座(2012年)指揮: レオ・フセイン

by ka2ka55 | 2016-03-24 09:11 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラ演出(45)アルチーナ(HWV34)@ジュネーブ(16年2月15日プルミエ)演出: D.ベッシュ

▼演出: ダーヴィッド・ベッシュ(David Bösch, 1978-, 独)
もともと演劇畑の舞台演出家(とくにウィーン・ブルク劇場)のようだが、オペラ演出家としては、ミュンヘン(バイエルン国立歌劇場(BSO))での仕事が多く、今年も5月から7月にかけて上演される新制作の《ニュルンベルクのマイスタージンガー(Die Meistersinger von Nürnberg)》(5/16プルミエ)を演出することになっている(下記動画参照):



しかし、Operabaseに掲載されているスケジュール(Terminplan)によると、今年はこのほかにもオペラを数多く演出するようであり、たとえば、独エッセンの《エレクトラ(Elektra)》(3/19プルミエ)、ロンドン(ROH)の《イル・トロヴァトーレ(Il trovatore)》(7/2プルミエ)、そして個人的に最も気になる(注目している)のが、ジュネーブで上演される《アルチーナ(Alcina)》(2/15プルミエ)。

▼関連記事
今年(2015年)は《アルチーナ(Alcina)》の当たり年かもしれない…

▼参考動画(いずれもこれまでミュンヘン(BSO)で上演されたオペラのトレイラー)












by ka2ka55 | 2016-01-07 08:00 | オペラ | Comments(0)

続)気になるオペラ演出(37)さまよえるオランダ人@ウィーン劇場(15年11月12日プルミエ)演出: O.ピィ

▼演出: オリヴィエ・ピィOlivier Py, 1965-, 仏グラース)
同演出家については、すでに昨年12月に記事にしているが、今月12日(木)にアン・デア・ウィーン劇場で初日を迎える《さまよえるオランダ人(Der fliegende Holländer》の演出がちょっと気になるので再度取り上げる。
http://ka2ka.exblog.jp/22459182/
▼プルミエ(11/12)からちょうど1カ月経ったが、sonostream.tvが有料(4.99ユーロ(約670円))で全曲のストリーミング(1カ月間限定)を提供し始めたので(やはり演出が気になることもあり)試しに購入して視聴してみた。
しかし、Opernnetz評(Im stürmischen Meer der Finsternis)がそうであるように、あまり感心できる演出ではなく、いささかがっかり(キャスティングにも問題ありそう…ちなみにオランダ人は韓国人BBのSamuel Youn)。

▼参考トレイラー



by ka2ka55 | 2015-12-11 23:26 | オペラ | Comments(0)

続)気になるオペラ演出(38)ランスへの旅@チューリヒ(15年12月6日プルミエ)演出: C.マルターラー

▼現時点では残念ながら3分弱のトレイラー(12/8公開)しか観られないが、予想通り、この演出家らしい奇妙な(笑える)演出だったらしく、一部のレビューによると、演出に対する観客の反応は(案の定)二分された模様。
▼レビュー
・oper aktuell(Zürich: IL VIAGGIO A REIMS, 06.12.2015
・NZZ(Europa im Stillstand



▼2015-11-07付の記事
▼演出: クリストフ・マルターラー(Christoph Marthaler, 1951-, スイス)
チューリヒ州(カントン)エアレンバッハ(Erlenbach ZH)出身の演出家であり音楽家(作曲家)(HP)。演出家としては演劇畑のようだが、オペラの演出に関して、最近ではバイロイトで2012年まで上演されていた《トリスタンとイゾルデ》がDVD化もされていて、個人的には特に印象的で同演目の好きな演出の1つと言える。その他、動画を検索してみると、C.シェーファー&J.カウフマン主演の《椿姫》@パリ2007年、A.デノケ主演の《マクロプロス事件》@ザルツブルク音楽祭2012、ヘンデルの音楽によるオリジナル作品《SALE》@チューリヒ2012、S.キーンリーサイド主演の《ヴォツェック》@マドリード2013、《ホフマン物語》@マドリード2014などがヒットし、いずれも独特の一風変わった(所々意味不明な)演出が興味深い。来月(2015年12月6日プルミエ)チューリヒで上演される新制作《ランスへの旅(IL VIAGGIO A REIMS)》はソリストが大勢出演し、有名なわりには滅多に上演されない演目だけに是非とも映像化してもらいたい。

by ka2ka55 | 2015-12-10 23:08 | オペラ | Comments(0)