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新国立劇場オペラ研修生によるオペラ・ガラ・コンサート@ NNTT中劇場(2016/11/08)を聴きに行きました

昨日(11/8)、新国立劇場(NNTT)のオペラ研修所に在籍中の研修生14名 (第17期生5名、第18期生4名、第19期生5名)(*)によるガラ・コンサート(NNTT Young Opera Singers Tomorrow 2016)が開催され、物好きな私は当然、聴きに行きました。(*)第18期生も5名在籍していますが、コンサートには1名が都合により出演せず。
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私のような物好きが多いせいか、はたまた関係者が多いせいかは定かではないが、中劇場の1階のみとはいえ、客席はほぼ埋まっていた。しかし、「ガラ・コンサート」と銘打った割にはピアノ伴奏のみ、舞台には花一輪もない殺風景さにいささかがっかり。まあ、ようするに実質的に通常のコンサートとどこが違うのかというのが全体的な印象。参考までに、当日プログラムといっしょに貰ったチラシには以下のような理事長の「ご挨拶」が掲載されている。
 本ガラ・コンサートは、全日本空輸株式会社と新国立劇場によって、本年度より新たに創設された「未来のオペラ界を担う若手歌手を支援する為の制度―ANAスカラシップ」の一貫(ママ)として開催されます。プロのオペラ歌手を目指す者にとって、将来のキャリアに繋がるオペラ発祥の地・欧州での海外研修の充実は何ものにも代えがたいものです。この「ANAスカラシップ」により、本年は2年次生がミラノ・スカラ座アカデミーでの研修を9、10月に終えており、来年3月には3年次生がミュンヘンのバイエルン国立歌劇場付属オペラ研修所で研修を行います。イタリアやドイツの歌劇場の本場の空気が漂ようなか、歌のレッスンや音楽表現の指導のもと厳しくも充実した研修生活を過ごし、また現地でしか得られない多くの経験を体得することは、彼らのこれからの音楽人生にとって大きな財産となることでしょう。
出演者は全員がすでに過去のオペラ研修所公演に出演しているが、残念ながらそれらの公演は観ていないため、初めて聴く歌手ばかりだった。とはいえ、さすがに研修生だけあって、全員が一定のレベルに達していることは間違いなく、その意味での意外性はなかった。個別には、男声に関しては、興味の対象外であるバリトン(3名)とバス(1名)が非常に良く印象的だったのに対して、興味の対象で期待していたテノール(3名)がいずれもやや期待はずれだったのが残念。女声に関しては、戸口純『白狐』から"月夜"を歌った城村紗智(S)とグノー『ファウスト』から"トゥーレの王~宝石の歌"を歌った西尾友香理(S)が個人的には(選曲を含めて)特に印象的だった。トマ『ハムレット』から"私も遊びの仲間に入れてください"を歌った砂田愛梨(S)は最も多くの喝采を浴びていたが、同じトマなら『ミニョン』から"私はティタニア"を歌ってほしかった…。
全体として、英語の1曲を除き、イタリア語とフランス語の曲ばかりで、ドイツ語のアリア(けっしてないはずはない)が歌われなかったこと、またバロック(とくにヘンデル)のアリアも歌われなかったことが残念と言えなくもない。来年はミュンヘンに研修に行くようなので大いに期待しています。
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by ka2ka55 | 2016-11-09 22:30 | オペラ | Comments(0)