Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

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サルヴァトーレ・シャリーノ作曲《ローエングリン(Lohengrin)》とはどんなオペラなのか…

《ローエングリン(Lohengrin)》といえばワーグナー(Wilhelm Richard Wagner (* 22. Mai 1813 in Leipzig; † 13. Februar 1883 in Venedig) 、ワーグナーといえば《ローエングリン》と言っても過言ではないほどに《ローエングリン》はワーグナーの最も有名で人気のあるオペラに違いない(参考記事)。一方、イタリアの現代音楽の作曲家サルヴァトーレ・シャリーノSalvatore Sciarrino, 1947-,伊パレルモ)が1982年から1984年かけて作曲した同名オペラ《ローエングリン(Lohengrin)》(1983年初稿初演(ミラノ))の存在を知っている人はそれほど多くないに違いない。かく言うわたしも昨年知ったばかりなので、あまり偉そうなことは言えないのだが、同オペラ(正確な表記はKammeroper)が今年4月に開催されるザルツブルク復活祭音楽祭(Osterfestspiele Salzburg)で上演され(関連サイト)、その後ドレスデンでも同プロダクションが同キャストで上演される予定である(関連サイト)ため、すこし調べてみた。
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▼参考動画






by ka2ka55 | 2017-02-13 08:30 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(87)アレス・ブリセイン(Aleš Briscein, チェコ)(T)

▼アレス・ブリセイン(Aleš Briscein, チェコ)(T)
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http://www.briscein.eu/en.html
来年(2017年)6月と9月にチェコのプラハ国立歌劇場(Státní opera Praha)で上演予定(6/8プルミエ)の《ローエングリン(Lohengrin)》に題名役で出演が予定されているチェコ出身のテノール。生年は不明だが、1995年に同歌劇場のソリストになったとあるので、40代半ばかもしれない。下記参考動画のローエングリン役は、たぶん2012年のインスブルックでの公演の模様。ちなみに来年のプラハでの公演の演出は、リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)の曾孫でバイロイト音楽祭の総裁でもあるカタリーナ・ワーグナー(Kathalina Wagner, 1978-)が担当するという点でも注目される。
ところで、2012年8月以降の出演歴および今後の予定が掲載されているOperabaseのスケジュールを見ると、超メジャーな歌劇場の出演歴はないものの相当な場数を踏んでいることがわかる。なぜか未掲載ではあるが、今年を含めてプラハ国立歌劇場の引越し公演に帯同して何度も来日しているはずである。

▼参考動画







by ka2ka55 | 2016-11-30 12:00 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラハウス(32)ザンクト・ガレン劇場(Theater St. Gallen)(スイス)

▼ザンクト・ガレン劇場(Theater St. Gallen)(スイス)HP
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ザンクト・ガレン(St. Gallen)は地図を見ればわかるように、チューリヒ、ヴィンタートゥール、シャフハウゼン、ボーデン湖畔のコンスタンツおよびフリードリヒスハーフェンなど、いずれもこれまでに訪れたことのある都市や街から40~70kmしか離れていないが、なぜかまだ訪れたことがない。けっして避けていたわけでもないが、スイス観光局のサイトに掲載されている画像を見ると、訪れる価値のある都市であることを疑う余地はなさそう(ちなみに1983年に世界遺産に認定されている)。
そんなザンクト・ガレンの劇場は、Wikiの記事によると、"Es gilt als das älteste bespielte Berufstheater der Schweiz"とあるように、スイスではプロが公演した最古(1805年?)の劇場とみなされているようだが、上の写真からもわかるように、現在の劇場は1968年に開場したモダンな建物になっている。
今回、同劇場を取りあげたのは、前回の記事でも紹介したように、本日(10/22)18時(日本時間23日午前1時)開演で上演される《ローエングリン(Lohengrin)》のプルミエ公演があるからだが、興味深いことに、同劇場で同演目が上演されるのは、なんと1912年以来104年ぶりとのこと(下記参照)。まあ、その点からも、いかに歴史のある劇場であるかということかもしれない。
Ausstellung "Wagner in St.Gallen"
Am Samstag, 22. Oktober führt das Theater St.Gallen zum 1.Mal seit 1912 Richard Wagners romantische Oper Lohengrin auf. Aus Anlass der Neuinszenierung widmet sich eine Ausstellung im Foyer des Theaters «Wagner in St.Gallen», der 1849 aus Dresden über die Ostschweiz nach Zürich flüchtete.
http://www.leaderonline.ch/de/article/ausstellung-wagner-in-stgalle

★尚、同公演は来月27日(11/27)14時半(日本時間22時半)開演の公演がラジオ(RADIO SWISS)で生中継される予定である。

by ka2ka55 | 2016-10-22 18:00 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(79)マルチン・ミューレ(Martin Mühle, 1969-, ブラジル)(T)

▼マルチン・ミューレ(Martin Mühle, 1969-, ブラジル)(T)
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名前からすると純粋なドイツ人(もしくはドイツ系)に見えるが、生まれたのはブラジル南部の都市ポルト・アレグレ(Port Alegre)。ただし、Wikiの記事によると、"deutsch-brasilianischer Opern- und Konzertsänger"(ドイツ・ブラジル系オペラ・コンサート歌手)とあるので、両親の片方(おそらく父親)がドイツ人の「ハーフ」のようである。1992年(23歳)に渡独、リューベック音楽大学で声楽を学び、1997年に同大学で声楽の学位を取得している。2002年から2004年までオーストリアに住んだ後、ブラジルに戻り、2013年に再びドイツに移居するまで母国で一流のスピント・テノール歌手の一人に成長したとある。いずれにしても「注目オペラ歌手」のカテゴリーで取りあげるには年齢が若干高い(47歳)が、今年から来年にかけての活躍が注目されそうなので、あえて取りあげることにした。なかでもとくに今月22日(10/22)にスイスのザンクトガレン劇場(Theater St.Gallen)でプルミエとして上演される《ローエングリン(Lohengrin)》(演出:ヴァンサン・ブサール(Vincent Boussar))でのタイトルロールは、おそらく初役とみられるが、2013/2014シーズンから専属歌手として在籍するマンハイム国民劇場(Nationaltheater Mannheim)でも来年(2017年)1月から4月にかけて上演される《ローエングリン(Lohengrin)》(再演)で同役での出演が予定されている点でも注目される(ヨハン・ボータ亡き後の新たな名ローエングリン役になりうるか)。また、すでに他のワーグナー作品、たとえば《ワルキューレ》のジークムント役もレパートリーに含まれるが、《カルメン》のドン・ホセ役や《アイーダ》のラダメス役でも出演歴があり、けっして「ヘルデンテノール」というわけでもなさそうである。

▼参考動画







by ka2ka55 | 2016-10-20 03:00 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(46)マヌエラ・ウール(Manuela Uhl, 1971-, 独ラーベンスブルク)(S)

▼マヌエラ・ウール(Manuela Uhl, 1971-, 独ラーベンスブルク)(S)
今年5月から6月にかけて新国立劇場(NNTT)で上演される《ローエングリン》(再演)におけるエルザ役で出演予定のソプラノ。1971年生まれで今年45歳になるので「若手」とは言い難いが、演出が陳腐で面白味がなく、指揮者や題名役を含めてあまり期待できない(などと正直に書くと顰蹙を買いそうだが)同公演の中ではオルトルート役のぺトラ・ラング(Petra Lang)(Ms)とともに個人的に注目できる歌手と言えるかもしれない(少なくとも、ドイツ語に関しては問題なさそう…)。ちなみに来日直前のベルリン(DOB)で上演される《ローエングリン(Lohengrin)》にもエルザ役(題名役も同じくK.F.フォークト)で出演が予定されている。尚、NNTT初登場とのことだが、これまでの来日歴については不明。

▼関連記事(前回の公演関連)
・2回目+バックステージツアー@NNTT(2012-06-07
・本日はプルミエ@NNTT(2012-06-01

▼参考動画



《さまよえるオランダ人》@リエージュ・ワロン王立歌劇場(2011年)におけるゼンタ役



同公演のゼンタ役に関するインタビュー




《ローエングリン》@デュースブルク・ラインオペラ(2014年)におけるエルザ役




《ダナエの愛》@ベルリンDOB(2011年)におけるダナエ役




《影のない女》@ベルリンDOB(2009年)における皇后役

by ka2ka55 | 2016-01-08 06:00 | オペラ | Comments(0)

《ローエングリン》全3幕@ ウィーン(1990年)アバド指揮/ドミンゴ/スチューダー(エルザ)


by ka2ka55 | 2012-10-27 20:33 | 動画 | Comments(0)

Lohengrin@Koblenz



NNTTの《ローエングリン》は本日(16日)で6回の全公演が終わった。2回(初日3日目)観てもなぜか不完全燃焼だったせいか、千秋楽にもう1回観るべくオークションで安めの席を狙ったが、残念ながら(?)落札できず断念。
完全燃焼できなかった理由はともかく、もしタイトルロールのフォークトが降板していたら今回の公演は悲惨な結果に終わっていたと断言してもいいほど、フォークトあっての公演だったことは間違いないだろう。まさにフォークト様様といったところか。
その「フォークト様」のおかげかどうかはともかく、《ローエングリン》は自分にとって最も好きな演目の1つであることを再認識したことも事実。例のS.E.氏は「人生で最後になるかもしれないローエングリン。。。」などとつぶやいているが、アタシはまだまだ。

たとえば、今シーズンだけでもNNTT以外にもドイツ語圏を中心に少なくとも9つの劇場で《ローエングリン》が新制作されているが、そのうちの1つで、独コブレンツのコブレンツ劇場(Theater Koblenz)で今月12日まで上演された公演(演出:Markus Dietze)の「予告編(Trailer)」ビデオが上の動画。同劇場は座席数が500しかない小さな劇場だが、開場がなんと1787年というから225年もの歴史があり、ユネスコの世界遺産「ライン渓谷中流上部」の一部にも指定されているそうだ(ちなみにNNTTは来年やっと15周年)。そんな小さな古い劇場で上演される《ローエングリン》に興味がある物好きな日本人はきっとアタシぐらいだろう。ここだけの話、実はこれを観に行く心算だった。諸般の事情で断念せざるを得なかったが、高評価の地元紙評などを見るにつけ、行けなかったのは実に残念と思わざるを得ない。
by ka2ka55 | 2012-06-16 19:23 | 音楽 | Comments(0)

RE:ローエングリンの正体

人物としてのローエングリンの正体について、依然としてどうもすっきりしない。今回の公演プログラムの中で演出家が指摘している「名前と出自」については初耳だったわけだが、その後、ネットや手持ちの関連書をざっと調べた限りでは、「ローエングリンの「ローエ」とは森の中にぽっかり開いた空き地を意味する古いドイツ語で、「グリン」は中世ドイツ語の「グライネル(泣く)」という言葉から来ています。つまり彼は森に居た捨て子で、聖杯騎士団の人々に拾われて生を得ました。」を裏付けるような記述は見つからない。まったくのデタラメとも思えないが、そもそも、《ローエングリン(Lohengrin)》は、中世ドイツの詩人ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ(1160年/1180年頃 - 1220年頃)によって中世の古いドイツ語(中高ドイツ語)で書かれた叙事詩《パルチヴァール(Parcival)》の最終章に登場する騎士ロヘラングリン(Loherangrîn)の人物が題材の基礎であることは間違いなさそうである。つまりオリジナルでは、ローエングリン(Lohengrin)ではなく、ロヘラングリ(ー)ン(Loherangrîn)だったらしい。
Grundlage des Stoffes ist die Gestalt des Loherangrîn in Wolfram von Eschenbachs mittelhochdeutschem Versepos Parzival.

http://de.wikipedia.org/wiki/Lohengrin

by ka2ka55 | 2012-06-14 23:17 | 音楽 | Comments(0)

ローエングリンの正体

人物としてのローエングリン(Lohengrin)については、その名前と出自について今回の公演のプログラムに演出家のマティアス・フォン・シュテークマン氏の興味深い談話が掲載されている。実は知っているようで知らなかったこと。
ローエングリンの「ローエ」とは森の中にぽっかり開いた空き地を意味する古いドイツ語で、「グリン」は中世ドイツ語の「グライネル(泣く)」という言葉から来ています。つまり彼は森に居た捨て子で、聖杯騎士団の人々に拾われて生を得ました。彼は聖杯王パルジファルを父と呼びますが、それも共同体の「父親的存在」を意味します。母親は知らずに成長し、完全に男社会で育ったからこそ、女性への接し方を学ぶチャンスもないままで、それが彼の言動に出てくるのです。 Production note(pp.5-6)より

by ka2ka55 | 2012-06-08 19:00 | 音楽 | Comments(0)

2回目+バックステージツアー@NNTT

本日は2回目(公演自体は3日目)の《ローエングリン》を観劇するとともに《終演後バックステージツアー》の抽選に珍しく当選し、文字通りのバックステージとともにステージそのものに立つツアーを楽しんだ。
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公演の印象(今回の席は前回の4階D席から3階C席へ)はプルミエ(初日)と大きく異なることはなく、依然としてローエングリン役(クラウス・フロリアン・フォークト)をはじめとするソリスト陣の歌唱はすばらしかった。フォークトはややお疲れ気味(?)にも見えたが、エルザ役(リカルダ・メルベート)とオルトルート役(スサネ・レースマーク)はまったく疲れ知らずのようだ。
オーケストラ(東京フィル)の演奏(相変わらず金管系から変な音がたびたび聞こえた)が概ね申し分ないのは、やはり指揮者(ペーター・シュナイダー)のおかげだろうか。今回はテンポについて(第1幕のラスト以外)はほとんど気にならなかった。
合唱に関しては、歌唱についてはまったく申し分ないのだが、集団としての動きがまるでマスゲームのよう。あえてそのように見せているのかどうかは別として、いかにもギコチナイ。それと衣装。男女とも「頭がオカシイ」のではないか。特に女性の頭に付いているあのクルクルの意味は何なのか。
とはいえ、これまでいくつか変な演出の《ローエングリン》を観ているせいか、それらと比べると、(面白いかどうかは別として)今回の演出ははるかにマトモに見える。
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「バックステージツアー」(料金200円)は今回150人ほどの応募があったそうだが、当選は30人なので倍率は5倍。「ツアー」は毎公演行われるわけではなく、事前に行われる日もわからないので、当たるのは二重の意味で相当にラッキーと言えるだろう。これまで3回チャンスがあったが今回初めての当選。
まず1階席の最前列からオーケストラピット内の詳しい説明を受けたが、このとき初めて今回の舞台が前方に向かってかなり傾斜していることに気づいた。3階や4階の席からだとこれがまったくわからない。この舞台上で長く演じる出演者には足腰の負担になりそうだ。そして、その舞台を保護するために靴に布製のカバーをかぶせて舞台裏、というか、いわゆる4面舞台へ案内されたが、両側舞台と奥舞台はともかく、今回の(意外と狭く感じる)主舞台に立つことができてちょっと観劇、いや感激。しかも見たばかりのカーテンコール時のライトアップ設定にしてもらったのだが、この設定では当然のことながら客席はまったく見えない。写真撮影は舞台裏や装置等はNGで客席に向かっての撮影のみ許された。舞台裏に関しては、さまざまなプロの仕事ぶりを垣間見ることができ、興味深いものだった。最後にアンケートに記入して、特製のボールペンを貰った。
by ka2ka55 | 2012-06-07 23:25 | 音楽 | Comments(1)