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Viktor Åslund作曲《Der Steppenworf》@独ヴュルツブルク(2016/05/07世界初演)とはどんなオペラなのか

うっかりノーマークだったためすでに上演されてしまったが、5/7(土)に独ヴュルツブルク(Mainfranken Theater Würzburg)で世界初演として上演されたオペラ《Der Steppenworf》に関する満点のOpernnetz評(Zerrissenes Lebensgefühl)が目にとまったので、取り急ぎ掲載することにする。

タイトルの"Der Steppenwolf"でピンとくる人も多いとは思うが、邦題では「荒野のおおかみ」で知られるヘルマン・ヘッセ(Hermann Hesse, 1877-1962)の同名長編小説のオペラ化のようである。なぜいま「荒野のおおかみ」なのか、よくわからないが、オペラ化は初めてのようであり、トレイラー(下記参照)などを見る限りでは、どちらかというと、オペレッタもしくはミュージカル仕立ての印象を受ける。

▼関連記事
WÜRZBURG: DER STEPPENWOLF von Viktor Aslund. Uraufführung
Hesses Steppenwolf als Oper
Sinnlicher Selbsterfahrungstrip

▼参考動画



by ka2ka55 | 2016-05-09 12:30 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(61)オルガ・クルチンスカ(Olga Kulchynska, 1990-, ウクライナ)(S)

▼オルガ・クルチンスカ(Olga Kulchynska, 1990-, ウクライナ)(S)
1990年ウクライナのリウネ(Rivne)生まれとのことなので今年26歳のソプラノ。正真正銘の「若手」と言えそうで、2005年(15歳?)から2009年までキエフ・グリエール音楽大学(Kiev Glier State College of Music)で音楽理論を専攻、19歳でウクライナ国立チャイコフスキー記念音楽院(Tchaikovsky Kiev National Music Academy of Ukraine)にて声楽を学び始め、ここを2014年に卒業したばかり。同音楽院のオペラ研修所では《愛の妙薬(L’Elisir d’Amore)》のジャンネッタ(Gianetta)役、《フィガロの結婚(Le Nozze di Figaro)》 の伯爵夫人(La Contessa)役を演じ、2015年つまり昨年の国際声楽コンクール(Francesc Viñas International Singing Competition)で優勝している。プロとしてのデビューは、2014年のボリショイ劇場(Bolshoi Theater)でのようだが、メジャーの主役級のデビューは昨年(2015年)6月にチューリッヒで上演された《カプレーティとモンテッキ(I Capuleti e i Montecchi)》におけるジュリエット役ではないかと思われる(下記動画参照)。



全曲版(https://www.youtube.com/watch?v=mdL3fYd-TyA


▼その他の参考動画












by ka2ka55 | 2016-05-03 01:47 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(60)アマンダ・フォーサイス(Amanda Forsythe, 1976-, 米)(S)

▼アマンダ・フォーサイス(Amanda Forsythe, 1976-, 米)(S)
米ニューヨーク出身、今年40歳のソプラノ。したがって、「若手」とは言い難いが、切れのある見事な歌唱力にもかかわらず、ほぼバロック専門のためか、ROH(ロンドン)以外で超メジャーな歌劇場の出演はないようである(来日公演歴もなさそう)(Operabaseのスケジュールを参照)。Wikiの記事によると、学歴に関して興味深いのは、大学に入学(1994年)した当初は海洋生物学(Marine Biology)を学んでいたこと(ただし、音楽の学位で卒業)。プロとしてのデビューは2001年、翌2002/03年のシーズンにはハドソンオペラ劇場(Hudson Opera Theatre)におけるヘンデルのオペラ《エジプトのジュリアスシーザー(Giulio Cesare in Egitto)》にクレオパトラ役で出演している。ヨーロッパデビューは、2007年の伊ペーザロ・ロッシーニ音楽祭における《ランスへの旅(Il viaggio a Reims)》 のコリンナ役。ちなみにシャルパンティエ(Charpentier)のオペラ"La descente d'Orphée aux enfers"のレコーディング(Euridice役)は昨年(2015年)グラミー賞の最優秀オペラ録音賞を獲得している。

▼参考動画














▼参考音源
・ヘンデル:オペラ・アリア集(フォーサイス/アポロズ・ファイア/クリーヴランド・バロック管/ソレル)
HANDEL, G.F.: Opera Arias (The Power of Love) (Forsythe, Apollo's Fire, Cleveland Baroque Orchestra, Sorrell)
http://lfj2016.ml.naxos.jp/album/AV2350
by ka2ka55 | 2016-04-29 11:14 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラ演出(47)ローエングリン@独オスナブリュック(16/3/19プルミエ)ほか 演出: Yona Kim

▼演出: Yona Kim(韓国)

▼参考動画















by ka2ka55 | 2016-04-20 03:39 | オペラ | Comments(0)

続)お気に入りアリアの競演(5)«La mamma morta»(U. ジョルダーノ《アンドレア・シェニエ》第3幕より

現在、初台の新国立劇場(NNTT)でも上演中(4/14~4/23)のオペラ《アンドレア・シェニエ》の第三幕で歌われるマッダレーナのアリア"La mamma morta(亡くなった母を)" … 間違いなく同演目の中で最大の聴きどころのひとつであり、名だたるソプラノ歌手の動画も数多く公開されている。約1年半前(2014-11-02)にすでに有名かつ個人的にお気に入りの動画を掲載したが、代表的なレナーテ・デバルディとマリア・カラスは再掲するとともに、今回はその続編として、いくつか追加することにする。



レナータ・テバルディ(Renata Ersilia Clotilde Tebaldi, 1922 - 2004, 伊)1961年東京




マリア・カラス(Maria Callas, 1923-1977, ギリシャ)1955年ミラノ・スカラ座

●エヴァ・マルトン(Eva Marton, 1943-, ハンガリー)1985年ミラノ・スカラ座

●デボラ・フォイクト(Deborah Voigt, 1960-, 米)2007年バルセロナ・リセウ大劇場

●アンナ・ネトレプコ(Anna Netrebko, 1971- , 露)2014年7月パリ


▼以下、追加



マリア・ホセ・シーリ(Maria Jose Siri, ウルグアイ)2014年1月ストックホルム




Hyuna Ko(韓国)2015年3月ソウル




Eleni Calenos(ギリシャ)2015年12月30日アテネ




ヴィオレッタ・ウルマーナ(Violeta Urmana, 1961-,リトアニア)2010年収録

by ka2ka55 | 2016-04-18 23:53 | オペラ | Comments(0)

続2)お気に入りオペラ歌手(7)ジェシカ・プラット(Jessica Pratt, 英)(col-S)

▼ジェシカ・プラット(Jessica Pratt, 英)(col-S)
前回(2015-08-11)から8カ月経過し、動画サイトにはその後も新たに動画が公開されてるのでいくつか掲載します。

*ちなみに今検索していて気づいたのだが、今年12月にMETで上演される《魔笛》("The Magic Flute"とあるのでたぶん英語版)に夜の女王役(ダブルキャスト)での出演が予定されている。たぶんMETデビューと思われるが、個人的にはもちろん、大いに注目されることは間違いない。

▼参考動画
















▼関連記事
・続)お気に入りオペラ歌手(7)ジェシカ・プラット(Jessica Pratt, 英)(col-S)(2015-08-11
・お気に入りオペラ歌手(7)ジェシカ・プラット(Jessica Pratt, 英)(col-S)(2015-02-19
・注目オペラ歌手(15)ジェシカ・プラット(Jessica Pratt, 英)(col-S)(2014-12-31
by ka2ka55 | 2016-04-09 02:50 | オペラ | Comments(0)

ドイツの前外相の葬儀@ケルン(2016-04-02)で演奏されたオペラの楽曲とは…

ドイツではこのところ「大物」政治家の訃報が続いている。昨年(2015年)1月にはヴァイツゼッカー元大統領、11月にはシュミット元首相、そして先月31日(3/31)にはゲンシャー元外相が89歳で亡くなったばかりだが、その約2週間前(3/18)に白血病のため54歳で亡くなったのがギド・ヴェスターヴェレ前外相(Guido Westerwelle, 1961-2016)。その葬儀が先週の土曜日(4/2)にケルンのザンクト・アポステルン(St.Aposteln)教会で行われ、その模様の生中継映像が公開されている(下記動画参照)。個人的にこの種の映像は滅多に見ることはないのだが、同前外相がオペラ愛好家だったせいか、ミサの合間に何曲ものオペラもしくはオラトリオの楽曲(合唱曲)が演奏されたことを報道で知り、つい動画サイトを検索して見てしまった次第。また、関連記事にもあるように、そういえば、外相時代の2011年のバイロイト音楽祭に際しては、同性婚のパートナーと連れ立って開幕日に現れた姿を思い出したりもしたが、葬儀で演奏された中にワーグナーの曲はなく、演奏された楽曲は以下のとおり:

(1)マスカーニ《カヴァレリア・ルスティカーナ(Cavalleria Rusticana)》より間奏曲(00:17:40-00:20:55)
(2)ベートーヴェン《フィデリオ(Fidelio)》より「O welche Lust(なんて嬉しいことか)」(00:21:15-00:26:27)
(3)メンデルソゾーンのオラトリオ《エリヤ(Elias)》より 「Denn er hat seinen Engeln befohlen...(それ、主汝のためにみ使いたちに命じ…)」(1:09:48-1:13:10)
(4)プッチーニ《トゥーランドット(Turandot)》より「Nessun dorma(寝てはならぬ)」(独唱: Filipe Rojas Velozo)1:18:50-1:21:40)
(5)ヴェルディ《ナブッコ(Nabucco)》より「Va, pensiero(行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って)」(1:31:30-1:34:48)

指揮: ヘリベルト・バイセル(Heribert Beissel
管弦楽: ボン・クラシック・フィルハーモニー(Klassische Philharmonie Bonn
合唱: ケルン歌劇場合唱団(Chor der Oper Köln


by ka2ka55 | 2016-04-05 06:08 | ニュース | Comments(0)

続)V.D.キルヒナー作曲《Gutenberg》全1幕@独エアフルト(16/03/24世界初演)とはどんなオペラなのか

▼先月13日(2016-03-13)付の記事(下記参照)で予告したオペラ《Gutenberg》@独エアフルト(3/24プルミエ)のトレイラーが公開されているので以下、説明とともに掲載しておきます。

Wer war Johannes Gutenberg? Er gilt ikonenhaft als jemand, der Zeit seines Lebens ein unbeirrbarer Streiter im täglichen Kampf mit Kirche und Kurfürst war. Bis heute wirkt die Geschichte von Gutenberg vor allem durch die bedeutendste Erfindung seiner Zeit fort: den Buchdruck mit beweglichen Lettern. Damit wurden die Begriffe von Wissen und Macht grundlegend revolutioniert! Und in welcher Welt leben wir jetzt, 500 Jahre danach? Das digitale Zeitalter mit seinem grenzenlosen Potenzial hat das analoge Zeitalter beendet, die Galaxis Gutenberg hinter sich gelassen, die Welt zu einem Dorf gemacht, unseren Horizont ins Endlose erweitert und einen ungeahnten Schatz menschlicher Kreativität ans Licht gehoben und dadurch neue Kreativität entfesselt. Folgerichtig führt die Oper über die begrenzte Lebenswirklichkeit Gutenbergs hinaus und spannt den Bogen bis in unsere Gegenwart, um mit einem „Epilog im Himmel“ zu enden, wo „der alte Gensfleisch“ nach seinem Tod im (Cyber-)Himmel auf Apple-Gründer und Internet-Guru Steve Jobs trifft.

Uraufführung: Do, 24. März 2016, Theater Erfurt

Musikalische Leitung: Samuel Bächli
Inszenierung: Martina Veh
Ausstattung: Christl Wein, fettFilm
https://www.youtube.com/watch?v=AZijmGJSI6A

▼関連記事(レヴュー関連)
Opernnetz評: Vom Buchdruck zum mobilen Internet
Steve Jobs trifft Gutenberg im Opernhaus Erfurt(3/30付Dresdner Neueste Nachrichten
Glatt, mit auf der medialen Hyperebene entsafteten Emotionen(3/27付nmz

▼予告記事(2016-03-13
ドイツ国内だけでも今月から来月にかけていつくもの世界初演(Uraufführung)オペラの上演が予定されている(OperabaseのHöhepunkteを参照)が、その中で今月24日(3/24)にエアフルト劇場(Theater Erfurt)で上演される"Gutenberg"がちょっと気になるので少し下調べ。
作曲はフォルカー・デイビッド・キルヒナー(Volker David Kirchner, 1942-)というマインツ出身のドイツ人作曲家。これまでに10本以上のオペラを作曲しているが、"Gutenberg"は2011年から2012年かけて作曲され、台本も本人によるものらしい。ところで、"Gutenberg"(グーテンベルク)を知らない人はいないと思うが、15世紀に活版印刷技術を発明したといわれる、あのヨハネス・グーテンベルクである。興味深いことに、同作曲家と同様、グーテンベルクもマインツ出身であり、しかもグーテンベルクはエアフルト大学(1392年創設)に学んだ可能性もあるということなので、その意味では、エアフルトは同作品の世界初演の地としてうってつけと言えなくもない(もちろんマインツで上演しても構わないのだが)。
しかし、オペラの内容は、グーテンベルクは登場するものの、必ずしも彼の時代の話というわけではなく、9つのシーンかなら成る全1幕の中には、なぜかスティーブ・ジョブズも登場するようである(配役)。指揮はスウェーデン生まれのスイス人Samuel Bächli(1954-)、演出はドイツ出身の女性演出家Martina Veh(1971-)。

by ka2ka55 | 2016-04-02 00:45 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(59)スチュアート・ジャクソン(Stuart Jackson, 1986-, 英)(T)

▼スチュアート・ジャクソン(Stuart Jackson, 1986-, 英)(T)
今年30歳の英国出身のテノール。大学では生物学を専攻したようだが、2011年のウィグモアホール国際歌唱コンクール(2011Wigmore Hall International Song Competition)で2位に入賞(下記動画参照)、2013年に王立音楽アカデミー(Royal Academy of Music)でのトレーニングを修了している。すでに2011年から同アカデミー・オペラ(Royal Academy Opera)のほか、2013年から2014年にかけてはシュトゥットガルト歌劇場(Oper Stuttgart)に出演。ごく最近では、今月23日(3/23)に仏パリ・シャンゼリゼ劇場(Théâtre des Champs-Elysées)で上演された《ヨハネ受難曲(Johannes-Passion)》に出演している(OperabaseのTerminplanを参照)。テノールとして見た目はやや地味ではあるが、個人的に好みの声であり、今後の活躍が大いに期待される…

▼参考動画














by ka2ka55 | 2016-03-29 01:31 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラ演出(46)蝶々夫人@ヨーテボリオペラ他(演出: 笈田ヨシ)

▼演出: 笈田ヨシYoshi Oida, 1933-, 兵庫県神戸市)公式サイト
現在、スウェーデンのヨーテボリオペラ(GöteborgsOperan)で上演中(2/13~5/18)の《蝶々夫人(Madame Butterfly)》を演出している日本人。1933年兵庫県神戸市生まれとあるので相当に高齢(7月に83歳)であるが、Wikiの記事の「来歴」には以下のように記載されている:
慶應義塾大学在学中、文学座に入団。劇団四季を経て1968年にロンドンでピーター・ブルック演出の実験劇「テンペスト」に出演。1970年にブルックが設立した国際演劇研究センター(CIRT)に参加。以後パリを拠点に、主に各国の劇場で活躍。著書に「俳優漂流」(五柳書院、1989)がある。90年代に笈田ヨシ、あるいはヨシ笈田に改名。1992年にフランス芸術文化勲章シュバリエ受勲。以降2007年に同オフィシエ、2013年には同コマンドゥールを受勲。
しかし、日本人演出家による《蝶々夫人》でありながら、しかもタイトルロールの蝶々さん役はダブルキャストであるにもかかわらず、いずれも韓国人ソプラノ(Jung Nan Yoon / Karah Son)であるというのは、いささか残念と言わざるを得ない。ちなみに日本人はダンサー役としてKyoko Matsumotoのみキャスティングされている。

▼参考動画









《ピーター・グライムズ(Peter Grimes)》@仏リヨン(2014年4月)/指揮: 大野和士




《真珠採り(Les Pêcheurs de perles)》全曲@仏パリ・オペラ=コミック座(2012年)指揮: レオ・フセイン

by ka2ka55 | 2016-03-24 09:11 | オペラ | Comments(0)