Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

気になるオペラハウス(31)オルデンブルク州立劇場(Oldenburgisches Staatstheater)(独オルデンブルク)

▼オルデンブルク州立劇場(Oldenburgisches Staatstheater)(独オルデンブルク
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外観(Aussenansicht)
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内部(Innenansicht)

オルデンブルクと言われてすぐに正確な場所を示せる日本人はあまり多くないかもしれない。かくいう私もまったく方向を間違えていたぐらいなので、まだ行ったことはないのだが、Wikiによると「オルデンブルク (Oldenburg (Oldb))は、ニーダーザクセン州北西部に位置する代表的な都市である。およそ16万人の人口を有し、これは同州においては州都であるハノーファー、ブラウンシュヴァイク、オスナブリュックに次ぐ第四の規模にあたる。/なお、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州に同名の町があるため、通常は Oldenburg の後に郡の略称である「(Oldb)」をつけて区別する」とあり、地図で確認すると、最も近い「大都市」は約40km東南に位置するブレーメンのようである。ちなみに哲学者カール・ヤスパース(Karl Theodor Jaspers, 1883-1969)の出身地でもあるとのこと。
そんなオルデンブルクにあるオペラハウスは、上記写真からもわかるように、建物の外観も内部もいかにもオペラハウスらしいオペラハウスだが、言い換えれば、ドイツ国内にはどこにでもあるようなオペラハウスであり、大ホール(Grosses Haus)のシート数は「827」とあるので、相当に小ぢんまりとした劇場と言えるだろう。
今回、同劇場に注目したのは、今月15日(10/15)にプルミエとして上演されたヘンデルのオペラ・セリア《アグリッピナAgrippina)》(HWV6)の公演がOpernnetz評(Intrigen mit Charme und Witz)で満点に評価されているのが目にとまったからだが、このような劇場でヘンデルのオペラの名演が観られたらどんなに幸せだろうと思わずにはいられない…。

# by ka2ka55 | 2016-10-18 06:00 | Comments(0)

気になるオペラ演出(52)アンドレア・シェニエ@ミュンヘン(2017年3月12日プルミエ)演出: Ph.シュテルツル

▼演出: フィリップ・シュテルツル(Philipp Stölzl, 1967-, 独ミュンヘン)
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現在、ベルリン(DOB)で上演中の《パルジファル(Parsifal)》(再演)を演出したミュンヘン出身の演出家だが、昨年(2015年)3月から4月にかけてザルツブルク復活祭音楽祭で上演された《カヴァレリア・ルスティカーナ(Cavalleria rusticana)》の全曲版(下記参照)が動画サイトに公開されているのを見て、ちょっと気になったので検索してみると、ベルリンでは以前にも取り上げたことがある《リエンツィ(Rienzi)》や《ファウスト(Faust)》(いずれもDOB)、《イル・トロヴァトーレ(Il trovatore)》(UDL)などを演出しており、いずれも独特の雰囲気のある舞台が印象的。しかし、けっしてオペラ専門の演出家というわけではなく、むしろ映画監督やビデオクリップなど映像作家としての仕事がメインのようでもある。オペラの演出に関しては、来年3月から4月にかけてにミュンヘン(BSO)で新制作として上演される《アンドレア・シェニエ(Andrea Chenier)》の演出が(一般的にはキャストのほうが注目されそうだが)個人的には気になる。

▼参考動画







# by ka2ka55 | 2016-10-17 03:30 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラハウス(30)ケムニッツ歌劇場(Opernhaus Chemnitz)独ザクセン州

▼ケムニッツ歌劇場(Opernhaus Chemnitz)独ザクセン州
まさに今、オペラとはまったく関係ない事件に関連して日本のメディアにも登場しているドイツの地名ケムニッツChemnitz)。日本ではほとんど知られていない(?)が、州都ドレスデン、第2の都市ライプツィヒに次ぐ独ザクセン州の第3の都市(独立市)(人口約25万人)であり、当然のことながらオペラハウスも存在する。ちなみに、まだドイツが東西に分断されていた際には東ドイツ領に属し、私が学生だった頃は、分断後に改名された「カール=マルクス=シュッタット(Karl-Marx-Stadt)」と(1953年から1990年まで)呼ばれていたことをふと思い出したが、すでに統一から四半世紀の時が流れた今はもう誰も話題にしないかもしれない…。
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googleマップより
Das Chemnitzer Opernhaus ist die Hauptspielstätte der Musiktheatersparten des Theaters Chemnitz. Es wurde von 1906 bis 1909 in Chemnitz errichtet, der Architekt war Richard Möbius. Es befindet sich auf dem Theaterplatz, zwischen den angrenzenden Bauten des König-Albert-Museums und der Petrikirche.
▼参考動画








# by ka2ka55 | 2016-10-11 05:45 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラハウス(29)ハノーファー州立歌劇場(Staatsoper Hannover)(独ニーダーザクセン州)

▼ハノーファー州立歌劇場(Staatsoper Hannover)(独ニーダーザクセン州)
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Opernhaus Hannover (Foto: Wikimedia / Guandalug)

ハノーファーはニーダーザクセン州の州都。何度か訪れたことのある都市だが、歌劇場にはまだ行ったことはない。ツイッターを見ていたら今年度(2016年度)の「ドイツ演劇(舞台芸術)出版社賞(Preis der deutschen Theaterverlage)」に選ばれた旨の記事(下記一部引用)が目にとまったので取り上げることにした。
Preis der Theaterverlage an Staatsoper Hannover
06. Oktober 2016 - 15:18 Uhr
Berlin (MH) – Die Staatsoper Hannover erhält den diesjährigen "Preis der deutschen Theaterverlage". Das teilte der Verband Deutscher Bühnen- und Medienverlage am Donnerstag mit. Unter der Leitung von Intendant Michael Klügl pflege das Haus intensiv ein modernes Repertoire, das in exemplarischen Regieumsetzungen dargeboten werde, hieß es in der Begründung. Der undotierte Preis wird am 26. November im Rahmen der Premiere der Oper "Die Englische Katze" von Hans Werner Henze verliehen.
▼参考動画








# by ka2ka55 | 2016-10-07 04:30 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ公演(2)G.マイヤベーア作曲《ユグノー教徒》@ベルリン(DOB)2016/11/13プルミエ

ジャコモ・マイヤベーアGiacomo Meyerbeer(1791-1864)とその作品については、これまでに何度か取り上げているが(下記参照)、それほど上演されることが多くない同作曲家の作品のうち《ユグノー教徒(Die Hugenotten/Les Hugenots)》がこのところドイツ国内の歌劇場で相次いで上演されている。すなわち、キール(9/24プルミエ)とヴュルツブルク(10/2プルミエ)だが、これらどちらかといえばスタッフやキャストも含めてマイナーな劇場の公演であるのに対して、来月(メジャーと言える)ベルリン・ドイツ・オペラ(DOB)で上演予定の《ユグノー教徒(Die Hugenotten)》(11/13(日)プルミエ)は、指揮(ミケーレ・マリオッティ(Michele Mariotti)および演出(デビッド・オルデンDavid Auden))をはじめとしてキャスト(P.チョーフィ(Patrizia Ciofi)やJ.D.フローレス(Juan Diego Flórez)など)にも一流が配されているという点で注目される。「あらすじ」はWikiの記事を参照。
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▼参考記事
・G. マイアベーア作曲《悪魔のロベール(Robert le Diable》とはどんなオペラなのか…(http://ka2ka.exblog.jp/22365862/
・続)G. マイヤベーア作曲《ヴァスコ・ダ・ガマ》または《アフリカの女》とはどんなオペラなのか…(http://ka2ka.exblog.jp/21745369/
・キール版のOpernnetz評
・ヴュルツブルク版のOpernnetz評

▼参考動画


ヴュルツブルク版のトレーラー




1991年DOB版のオープニング(上)とフィナーレ(下)



1990年シドニー全曲版(サザーランドの引退公演)

# by ka2ka55 | 2016-10-05 18:00 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(75)ヤナ・クルコヴァ(Jana Kurucová, 1982-, スロヴァキア)(Ms)

▼ヤナ・クルコヴァ(Jana Kurucová, 1982-, スロヴァキア)(Ms)
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1982年スロヴァキア共和国生まれ(今年34歳)のメゾソプラノ歌手。2009/2010シーズンからベルリン・ドイツ・オペラ(DOB)の専属歌手となっていて、来月上演されるマイアベーア作曲《ユグノー教徒(Die Hungenotten)》(11/13プルミエ)(後日記事を掲載予定)のウルバン(Urbain)役として出演予定なので注目したのだが、検索してみると来年(2017年)4月に新国立劇場(NNTT)で上演予定の《フィガロの結婚》にケルビーノ役で同劇場初登場であることもわかった。この「フィガロ」は何度となく再演されて何度も観ているので、いささか飽きてはいるが、外人キャストにつられて、つい観に行ってしまう。来年も観に行くことになるかもしれない。以下、キャスト紹介記事からの転載。
スロヴァキア共和国生まれ。バイエルン州立歌劇場の研修所、ハイデルベルク歌劇場の専属歌手を経て、ベルリン・ドイツ・オペラの専属歌手として活躍。セビリア・マエストランツァ劇場『フィガロの結婚』ケルビーノで成功を収め、さらにベルリン・ドイツ・オペラ『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラのロールデビューは最大級の成功を収めた。またドルトムント音楽祭での『カプレーティ家とモンテッキ家』ロメオ、ザクセン州立歌劇場のデビューとなった『セビリアの理髪師』ロジーナも大成功であった。最近では、ベルリン・ドイツ・オペラ、プラハ国民劇場、モラヴィア・シレジア国立劇場、バイエルン州立歌劇場、ザクセン州立歌劇場、バーデンバーデン祝祭劇場、ティミショアラ歌劇場などの劇場に出演。主なレパートリーとしては、『セビリアの理髪師』ロジーナ、『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼル、『蝶々夫人』スズキ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、『マリア・ストゥアルダ』エリザベッタ、『ペレアスとメリザンド』メリザンド、『カルメン』タイトルロール、『ジュリアス・シーザー』セスト、ボーイト『メフィストーフェレ』マルタ、『ファルスタッフ』メグ、『ナブッコ』フェネーナなどがある。2016年夏にはブレーメン音楽祭でロッシーニ『タンクレディ』ロッジェーロ、さらに2016/2017シーズンにはベルリン・ドイツ・オペラで『ユグノー教徒』ウルバン、『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラのロールデビューが決まっている。新国立劇場初登場。http://www.nntt.jac.go.jp/opera/performance/151224_007961.html
残念ながらケルビーノ役の動画は公開されていないようだが、以下の写真は2011年にセビリア(左)とベルリン(DOB)(右)で上演された《フィガロの結婚(Le nozze di Figaro)》における舞台写真のようである。
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▼参考動画






# by ka2ka55 | 2016-10-05 03:30 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(74)キンガ・ドバイ(Kinga Dobay, 1975-, ルーアニア)(Ms)

▼キンガ・ドバイ(Kinga Dobay, 1975-, ルーアニア)(Ms)公式HP
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Wikiの記事によると、1975年ルーマニアのトゥルグ・ムレシュ(Târgu Mureș)出身のドイツ・ハンガリー系メゾソプラノ歌手。ちなみに祖父(シュテファン・ドバイ(Stefan Dobay, 1909-1994)は有名なハンガリーのサッカー選手だったとのこと。
当初、バイオリンを学んだ後、ミュージカルとオペラの歌唱を独ライプチヒ音楽大学で学び、オペラデビューは2003年《カルメン》のタイトルロール。翌2004年4月には藤原歌劇団公演ヴォルフ・フェラーリの歌劇《Il Campiello~イル・カンピエッロ(小さな広場)》@新国立劇場中劇場にOrsola役で出演、さらに同年9月には上野、2005年3月には富山の公演でそれぞれカルメン役として来日しているようだが、その後の来日歴は確認できない(Operabaseのスケジュール一覧(Terminplan)を参照)。また、カルメン役でゼンパー(ドレスデン)に出演している以外、超メジャーな歌劇場の出演歴はないようだが、オペラ以外、オペレッタやミュージカルでの出演も多く、芸達者というか、コメディアンと見間違うような演技力を発揮した動画が公開されていて興味深い(下記参照)。


▼参考動画






# by ka2ka55 | 2016-10-01 03:00 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ公演(1):A.サリエリ作曲《ファルスタッフ(Falstaff)》@ a.d.ウィーン劇場(16/10/12(水)プルミエ)

オペラ《ファルスタッフ(Falstaff)》といえば、G.ヴェルディ(1813-1901)の最後のオペラとして知られている、というか同作品しか知らない人が多いかもしれないが、ヴェルディの《ファルスタッフ》(1893年2月ミラノ・スカラ座で初演)よりも100年近く前にウィーンで上演(1799年1月ウィーン・ケルントナートーア劇場で初演)されたアントニオ・サリエリAntonio Salieri, 1750-1825)作曲の同名オペラ・ブッファ《ファルスタッフ(Falstaff)》があることを忘れてはならない。とはいえ、サリエリの作品は滅多に上演されないこともあり、私自身まだ実演を観たことはない。今回取り上げたのは、たまたまoperabaseを検索していたところ、来月12日(10/12)に新プロダクションとしてアン・デア・ウィーン劇場(Theater an der Wien)で上演予定の公演が目にとまったからである(ちなみに今シーズン全世界で上演予定の《ファルスタッフ》は14都市で15プロダクション存在するが、サリエリの《ファルスタッフ》は同ウィーン劇場の1プロダクションのみ)。
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▼参考動画




# by ka2ka55 | 2016-09-28 00:00 | オペラ | Comments(0)

新制作《ルチア》@ NNTT(2017年3月14日(火)プルミエ)についてあれこれ(1)

新国立劇場(NNTT)の新(2016/2017)シーズンが来月2日(10/2(日))に楽劇「ニーベルングの指環」第1日《ワルキューレ(Walküre)》で開幕する。同シーズンでは上演される9作品のうち「新制作」とされているのは、《ワルキューレ》のほか、来年3月に上演予定の《ルチア(Lucia)》と同6月に上演予定の《ジークフリート(Siegfried)》の3作品だが、《ルチア》以外のワーグナー2作品はいずれも昨シーズン上演された《ラインの黄金》と同様すでに他界している演出家ゲッツ・フリードリヒ(Götz Friedrich, 1930-2000)が生前フィンランド国立歌劇場のために制作したプロダクションのレンタルであり、その意味でNNTTで上演するのは初めてであっても、必ずしも「新制作」とは言い難い。つまり名実ともに「新制作」と言えるのは、《ルチア》のみと言っても過言ではないのである。当ブログではすでに関連記事(下記参照)を掲載しているが、先日届いた新国立劇場・情報誌「ジ・アトレ」10月号ではこの《ルチア》が特集されていて興味深い内容でもあり、それを引用しつつ、同オペラ作品についてあれこれ書いてみたい。
▼関連記事
気になるオペラ演出(48)ルチア@新国立劇場(NNTT)2017年3月14日プルミエ(演出: J-L.グリンダ)
注目オペラ歌手(62)オルガ・ペレチャッコ(Olga Peretyatko, 1980-, 露)(col-S)
続)注目オペラ歌手(14)イスマエル・ジョルディ(Ismael Jordi, 1973-, スペイン)(T)
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新国立劇場で15年ぶりに上演する、ベルカント・オペラの傑作、ドニゼッティの『ルチア』。
新たなプロダクションの演出を担うのは、モンテカルロ歌劇場総監督のジャン=ルイ・グリンダだ。
クラシカルなスタイルの中に新たな解釈のエッセンスを織り込むという
グリンダの演出で、どのような『ルチア』の世界があらわれるか。
美術家リュディ・サブーンギにも同席いただき、演出プランについてうかがった。


# by ka2ka55 | 2016-09-25 03:30 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(73)マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(Max Emanuel Cenčić, 1976-, クロアチア)(CT)

マックス・エマヌエル・ツェンチッチMax Emanuel Cenčić, 1976-, クロアチア)(CT)公式サイト
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1976年9月21日クロアチア・ザグレブ生まれとあるので40歳になったばかりのカウンターテナー歌手(演出家兼)だが、公開されたばかり(2016/09/22に公開)のインタビュー動画(下記参照)が目にとまったので取りあげる(ドイツ語はネイティブとほとんど変わらない)。


同インタビューの冒頭でも話されているが、父親が(児童合唱団の)指揮者、母親がオペラ歌手、叔母もオペラ歌手という音楽一家に生まれ、Wikiの記事(下記引用)によると、1987年から1992年までウィーン少年合唱団に所属し、ソリストとして活躍したとあるが、6歳ですでにテレビ出演しているようでもある(下記動画参照)。
音楽一家に生まれ、オペラ歌手である母親の声楽指導を幼い頃から受ける。早くも6歳でテレビに出演し、モーツァルト作曲のオペラ「魔笛」の「夜の女王」のアリアを披露する。
1987年から1992年まではウィーン少年合唱団に所属し、ソリストとして活躍した。合唱団員時代に「魔笛」の三人の童子の一人として録音に参加。指揮者のゲオルク・ショルティに、これまで会った中で最高のボーイソプラノと称賛される。変声期以降はソプラノおよびメゾソプラノ声域の歌手としてのキャリアを進むことを決意。17歳にして、すでに800回近くの舞台を踏む経験を積んでいた。
▼参考動画



1992年(当時16歳)東京におけるリサイタル



# by ka2ka55 | 2016-09-24 12:00 | オペラ | Comments(0)