Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

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Timmelsjoch ― 今年最高の峠

今年は内外問わずいくつもの峠を越えたが、中でも何といっても南チロルのオーストリーとイタリアの国境の峠Timmelsjoch(チンメルス峠(ヨッホ))が標高の点でも景観の点でも今年最高の峠だった。
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Timmelsjochから南チロルへの九十九折(©www.fernweh.com

Wikipediaによると、"Timmels"という名称はおそらくラテン語の
"tumulus"に由来し、"Hügel"(丘)の意味に相当する
とあるが…
南チロル側の麓の町St. Leonhard(標高750m)からTimmelsjoch(標高2509m)までの距離は約30km。平均勾配約6%(最大14%)はけっして「丘」を登るイメージではない。
結局、今年のエッツタール・グランフォンド(Ötztal-Radmarathon
(06.08.27開催)ではSt. Leonhard(182km地点)でタイムアウトとなり回収車のバスでTimmelsjochを越えることになった。ここを制限時間内に通過し、同大会(07.08.26開催予定)で完走することを来年の抱負のひとつとしたい。
by ka2ka55 | 2006-12-31 15:00 | | Comments(0)

Ernst Toller ― エルンスト・トラー

最近のとあるニュースで目に留まったドイツの劇作家の名前。
ドイツ語圏のサイトは無数にヒットするが日本では一般にほとんど知られていないせいか、ネットを検索しても日本語による詳細は不明。
以下、日本大百科全書より引用:
Ernst Toller
[1893―1939]
ドイツの劇作家、詩人。ポーランド、ザモチンのドイツ系ユダヤ商人の家に生まれる。第一次世界大戦に志願兵として従軍、重傷を負い退役。戦後、革命運動に携わり、ミュンヘンのレーテ革命では労農評議会議長、赤衛軍司令官を務める。革命挫折(ざせつ)後、大逆罪で5年間の禁固刑を受ける。獄中執筆の表現主義的戯曲『転変』(1919)、『群集・人間』(1921)、『機械破壊者』(1922)、『ヒンケマン』(1923)は、いずれも革命と平和主義、集団と個の相克がテーマで、上演のたびにセンセーションを巻き起こした。33年アメリカに亡命、39年ニューヨークのホテルで自殺。ほかに詩集『燕(つばめ)の歌』(1924)、戯曲『どっこいおいらは生きている』(1927)、『ハル神父』(1939)などがある。ドイツでは近年全五巻の全集が出版され(1978)、再評価の機運が強い。
[山本 尤]
ドイツ語版「ウィキペディア」のページ

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ギュンター・グラスがSS(ナチス親衛隊)の一員だった過去を告白して大騒ぎになったのが、今年8月12日。9月1日にベルリンを訪れ、とある書店に立ち寄った際には(当然のことながら)グラスのコーナーがあり、新作の自伝『(仮訳)たまねぎを剥きながら(原題:Beim Häuten der Zwiebel)』等が平積みされていた。(06.09.01撮影)
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同じ書店のやはり特設コーナーに平積みされていたパトリック・ジュースキントPatrick Süskind)の『香水(Das Parfum)』。けっして新作ではないが、映画化され、ドイツでの公開が2週間後にせまっていたため。なお、日本での一般公開(封切り)は来年3月とのこと。ただし、タイトルは「パフューム」で英語版らしい。(06.09.01撮影)
by ka2ka55 | 2006-12-30 05:38 | | Comments(0)

今日のワイン

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といっても、今日飲むワインではなく、正月用に注文して今日届いたワイン。
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赤(左)と白(右)いや緑(グリューナーフェルトリーナー(GV))。
いずれも今夏訪れた北イタリア(南チロル)とオーストリア(オーストリー)にちなむワインだが、とくに赤はBozen産であり、飲むのが非常に楽しみ。
by ka2ka55 | 2006-12-29 17:09 | ワイン | Comments(0)

Geschichten aus der Tonne ―

たるの中から生まれた話(II)
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ドイツ語辞典(グリム辞典)第一巻の表紙

さて、前回のつづきとして、第一話(Die Regentrude)の中の特定の訳語について検討してみたい。
以下、参考のために最初の2つのパラグラフの原文と訳文(上からA訳、B訳、C訳)を引用する。
Einen so heißen Sommer, wie nun vor hundert Jahren, hat es seitdem
nicht wieder gegeben. Kein Grün fast war zu sehen; zahmes und wildes
Getier lag verschmachtet auf den Feldern.

Es war an einem Vormittag. Die Dorfstraßen standen leer; wer nur
konnte, war ins Innerste der Häuser geflüchtet; selbst die
Dorfkläffer hatten sich verkrochen. nur der dicke Wiesenbauer stand
breitspurig in der Torfahrt seines stattlichen Hauses und rauchte
im Schweiße seines Angesichts aus seinem großen Meerschaumkopfe.
Dabei schaute er schmunzelnd einem mächtigen Fuder Heu entgegen,
das eben von seinen Knechten in die Diele gefahren wurde. – Er hatte
vor Jahren eine bedeutende Fläche sumpfigen Wiesenlandes um einen
geringen Preis erworben, und die letzten dürren Jahre, welche auf
den Feldern seiner Nachbarn das Gras versengten, hatten ihm die
Scheuern mit duftendem Heu und den Kasten mit blanken Krontalern
gefüllt.

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原文と照らしてまず気になったのは、最初の登場人物である"Wiesenbauer"と
"Knecht(e)"の訳語。以下のように、それぞれ三者三様に訳されている。
A訳:牧場農夫/下男(たち)
B訳:牧場主/下働きの者(たち)
C訳:牧草栽培人/作男(たち)

この二者について、"Knecht(e)"とある以上、"Wiesenbauer"との関係が主従関係にあることは明らかだが、これが明示的に反映されているのは、B訳のみといえる。
しかし、"Wiesenbauer"には本当にそのような意味があるのだろうか。形式的には、
Wiese(牧草地/牧場)+Bauer(栽培(耕作)人/農夫)の合成語であるからA訳やC訳でも十分なはずである。
残念ながら大き目の独和辞典や独独辞典(DUDEN)でもこれを確認することはできない。そこで再びグリム辞典を検索してみると、なんとシュトルムの同作品の同箇所が例文として挙げられており(下記参照)、"im gegensatz zu ackerbauer einer, der
(vorwiegend) wiesen bewirtschaftet
"と説明されているではないか。
ただこの説明からだけでは「牧場主」と訳せるかどうかは微妙であり、ただの農夫
(Ackerbauer)とは区別すべき程度に考えたほうがいいかもしれない。

Wiesenbauer
-bauer, m., im gegensatz zu ackerbauer einer, der (vorwiegend) wiesen
bewirtschaftet: schnell wurde aus dem Siegenschen ein wiesenbauer
(in den tagebüchern stets wiesendoctor genannt) verschrieben
BODELSCHWINGH Vinckes leben (1853) 475; dem mit rücken- und hangbau vertrauten wiesenbauer KRÜNITZ öcon. encycl. 239 (1857) 173; der dicke wiesenbauer stand breitspurig in der thorfahrt seines stattlichen hauses
STORM s. w. (1900) 2, 217.


いずれにせよ、今回、あらためてグリム辞典のすごさを思い知らされた。残念ながら通常の仕事ではめったに利用することはないのだが…
なお、"Wiesenbauer"をネットで検索すると無数にヒットするが、これは普通名詞としてではなく、固有名詞として「ヴィーゼンバウアー」という苗字や地名が一般に存在するためである(つづく)。

by ka2ka55 | 2006-12-27 12:18 | ドイツ語/外国語 | Comments(0)

Christstollen ― クリスマスシュトレン

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一見、泥の塊。しかし、これがドイツの伝統的なクリスマス菓子である
シュトレンStollen)。
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シュトレンにもさまざまな種類があるが、発祥地とされるドレスデンのドレスデンシュトレン(Dresdner Stollen)が最も有名。
しかし本物のドレスデンシュトレン(Original Dresdner Christstollen®)は商標登録によって保護されているため、ドレスデン以外で作られたシュトレンにはこの名称を勝手に使用することはできないらしい。
by ka2ka55 | 2006-12-25 16:56 | | Comments(0)

今年最後のイベント

日産スタジアムサイクルパークフェスティバル(横浜)
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クリスマスイブのイベント。3時間ロード・ソロの部に参加。5月のイベントのコースよりも走りやすかったが、なぜかスピードが出ず、結果はいまいち。いずれにせよ、会場まで自走で1時間以内というのは、ありがたい。
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3時間走って消費エネルギー2104 Kcal。

今年はエントリーしたにもかかわらずDNS(ドタキャン)のイベントが多かった。しかしなんといっても、Ötztaler Radmarathonエッツタール・グランフォンド)に参加できたことで満足の一年だった(ことにしよう)。
来年も同グランフォンドへの参加をめざし(完走もめざし)たい。


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今日のワイン(ロゼ)+パスタ+肉
by ka2ka55 | 2006-12-24 22:00 | イベント | Comments(0)

冬眠 ― Winterschlaf

「六甲山遭難の男性「冬眠」だった? 低体温が生命維持か」
アサヒコムの記事

このニュース、ドイツ(語圏)でも相当に関心があるようで(そりゃ、そうだ)、かなりのサイトがヒット。
"Japaner überlebt durch "Winterschlaf" 24 Tage im Gebirge"
(ドイツ版Yahoo!ニュースの記事)
また、「革命的」と見出しを打つ記事では、2004年にドイツの研究チームがマダガスカル島で冬眠に似た行動を示すキツネザルを発見したことを紹介。これが霊長類の冬眠現象の最初の証拠だとか。だとすると今回の珍事も注目されて当然か。

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写真はまったく関係のない「アイスマン」(エッツィ)が展示されている北イタリア・ボルツァーノ(ボーツェン)の南チロル考古学博物館。(06.08.28撮影)

今日は冬至 ― Winersonnewende
by ka2ka55 | 2006-12-22 17:35 | ニュース | Comments(0)

ハンブルグにて ― ちあきなおみ

ちあきなおみ ― このところ妙に気になって(入って)いる歌手。
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なぜか別人と間違えて、つい最近まで、すでに他界していると思い込んでいたのだが、「ウィキペディア」によると《1978年に俳優の郷鍈治と結婚したが、1992年に死別。郷が荼毘に付されるとき、柩にしがみつき「私も焼いて」と号泣したという。郷の死去以降、一切の芸能活動を休止している》とのこと。

そんなこんなで1991年の「紅い花」を最後に新曲は出ていないが、2003年と2004年に未発表ライブ音源を含む編集盤が出ており、「ハンブルグにて」は2004年に出たアルバム(写真)のタイトル。

「ハンブルグ」があまりにも唐突だったこともあり興味を引かれて入手したのだが、これはフランスの歌手エディット・ピアフ(1915-1963)が1955年に発表した"C'est a Hambourg"をカヴァーした曲であることが判明(訳詩:永田文夫)。港町ハンブルグ(ク)のいわばご当地ソングといえなくもない。それにしても、なぜこの曲がアルバムのタイトルになったのか。理由は不明だが、ひょっとして、ピアフへのオマージュの意味合いが込められているのかもしれない。
ちなみにピアフの最後のレコーディング曲は「ベルリンの男 L'homme de Berlin」(1963年)。

現在は実業家(ビルのオーナー)になっているとされるちあきなおみが再びステージに上がって喝采を浴びる日が来るのであろうか。
by ka2ka55 | 2006-12-21 08:47 | 音楽 | Comments(0)

西伊豆日帰りツーリング ― 中止

先々週の東伊豆~天城越え日帰りツーリングの続篇として西伊豆日帰り
ツーリングを計画していたが、仕事が予定通り捗らず中止を決定。
残念。。。
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by ka2ka55 | 2006-12-17 05:19 | 自転車 | Comments(0)

Sinfonie der Freude ― バルトの楽園

ついに封切り中に映画館へ行くひまがなかったこともあり、DVDを購入。
しかし忙しくて封も切らず未見のまま。今年中には封を切りたい。
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by ka2ka55 | 2006-12-16 00:00 | 映画/DVD | Comments(0)