Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

カテゴリ:オペラ( 347 )

独ドルトムント歌劇場の2016/17シーズンは《ファウスト》で開幕(2016/09/17(土)プルミエ)

気になるオペラハウス(13)」として一昨年(2014年)12月に記事にした独ドルトムント歌劇場(Oper Dortmund)の2016/17シーズンは今月17日(土)にC.グノー作曲《ファウストFaust(Margarethe》(新制作)(19:30開演)で開幕する(11月11日(金)までの計9公演)。
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同演目についても説明は不要と思われるが、原題が"Faust (Margarethe)"とあるのは、ゲーテの『ファウスト 第一部』とミシェル・カレ(台本作家)の『フォーストとマルグリット』が原作であることによる(原語はフランス語)。
同歌劇場の関連サイトには"Zehn Dinge, die Sie über FAUST (MARGARETHE) wissen sollten"(ファウスト(マルガレーテ)に関して知ってほしい10の事柄)と題するページがあり大いに参考になる。
主要キャストは、マルガレーテ役がドイツ人ソプラノのエレオノーレ・マルゲール(Eleonore Marguelle, 1978-)、ファウスト役がルーマニア人テノールのルシアン・クラズネック(Lucian Krasznec)、メフィスト役(の1人)がオーストリア人バリトンのカール=ハインツ・レーナー(Karl-Heinz Lehner)ほか。
演出はイギリス人演出家のジョン・フルジェイムス(John Fulljames)だが、指揮は日本人の小林資典(Motonori Kobayashi)である点が注目される。
個人的には好きなオペラ(実演は未見)の1つであるが、日本で上演されることは滅多にないのがきわめて残念。NNTTでもまだ上演されたことはないようなので、是非、次期芸術監督(大野和士氏)の下で実現してもらいたい。ちなみに1894年11月24日に日本で最初に上演されたのが同オペラであることから11月24日は「オペラの日」とされている。

▼参考動画(2016/09/24公開トレイラー)


by ka2ka55 | 2016-09-08 12:00 | オペラ | Comments(0)

墺グラーツ歌劇場の2016/17シーズンは《トリスタンとイゾルデ》で開幕(2016/09/24(土)プルミエ)

「気になるオペラハウス(11)」として一昨年昨年 に記事にしているオーストリアのグラーツ歌劇場(Oper Graz)の新シーズンすなわち2016/17シーズンが今月24日(土)(17:00開演)に開幕するが、上演されるのはR.ワーグナー作曲《トリスタンとイゾルデ(Tristan und Isolde)》(11月25日までの計9公演)。
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同演目に関する説明は不要だろうが、スタッフとキャストについて簡単に触れておこう:
Am 24. September eröffnet die Oper Graz die neue Opernsaison mit „Tristan und Isolde“ von Richard Wagner. Nach Arbeiten an der Deutschen Oper Berlin und am Staatstheater Nürnberg inszeniert erstmals an der Oper Graz Verena Stoiber, die gemeinsam mit Sophie Schneider 2014 beim Ring Award sowohl den Ersten Preis, als auch die Preise des Landes Steiermark und der Stadt Graz gewonnen hat. Chefdirigent Dirk Kaftan, der für seine Augsburger Interpretation von „Tristan und Isolde“ von der Fachzeitschrift „Opernwelt“ als „Dirigent des Jahres“ nominiert war, realisiert mit dem Grazer Philharmonischen Orchester Wagners anspruchsvollste Partitur. Hochkarätig sind die Titelpartien besetzt, denn sowohl die deutsche Sopranistin Gun-Brit Barkmin, die als Wagner- und Strauss-Interpretin u. a. an der Wiener Staatsoper brillierte, und der ungarische Tenor Zoltán Nyári, der an der Oper Graz als Paul in der „Toten Stadt“ begeistert hat, geben hier ihre Rollendebuts als Tristan und Isolde.
Tristan und Isolde, Premiere am Samstag, 24. September 2016, 17 Uhr Vorstellungen bis zum 25. November 2016
上記記事によると、演出はベルリン(DOB)やニュルンベルク州立劇場での演出歴のある女性演出家ヴェレーナ・ストイバー(Verena Stoiber)、指揮は同歌劇場の主席指揮者ディルク・カフタン(Dirk Kaftan, 1970-)。タイトルロールの二人はいずれもロールデビューでトリスタン役がハンガリー人テノールのゾルタン・ニャーリ(Zoltán Nyári, 1970-)、イゾルデ役がドイツ人ソプラノのグン=ブリット・バークミン(Gun-Brit Barkmin, 1971-)。ちなみに同テノールについては、「注目オペラ歌手(21)」として昨年1月に取り上げている。
by ka2ka55 | 2016-09-08 01:00 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(69)リセット・オロペサ(Lisette Oropesa, 1983-, 米)(S)

▼リセット・オロペサ(Lisette Oropesa, 1983-, 米)(S)公式サイト
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生まれはアメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズだが、キューバ系アメリカ人(両親がキューバからの移民)とのこと。また、Wikiの記事によると完全菜食主義者(vegan)で熱烈なランナー/マラソン選手でもあるらしい(これらに関する本も出版されている)。
それはともかく、オペラ歌手としては、「リリック・コロラトゥーラ・ソプラノ」であり、デビュー(2006年)当初からメトロポリタンオペラに出演しているという輝かしいキャリアの持ち主と言える。レパートリーも広く、過去十年間にヴェルディ、ワーグナー、モーツァルト、ヘンデル等の作品のタイトルロールや主要な役でMETのほか、サンフランシスコ、ミュンヘン、アムステルダムの歌劇場に出演しているが、この間に来日しているかどうかは不明。

▼参考動画


















by ka2ka55 | 2016-08-24 16:00 | オペラ | Comments(0)

第14回 東京音楽コンクール 声楽部門 本選(8/23)の結果

第2次予選を通過した5名による本選が8月23日(火)上野・東京文化会館大ホールで行われ、結果が発表された。入賞者は以下の通り。
第1位及び聴衆賞:
アン・ジョンミン(バリトン) AHN JeongMeen, Baritone
【本選演奏曲目】
G.ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」より “天使のように美しい娘”
R.ワーグナー:歌劇「タンホイザー」より “死の予感のように~夕星の歌”
G.ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」より “私の最後の日が来ました~私は死に行きます”

第2位:
ヴィタリ・ユシュマノフ(バリトン) Vitaly YUSHMANOV, Baritone
【本選演奏曲目】
G.ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」より “おまえこそ心を汚すもの”
G.ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」より “私の最後の日が来ました~私は死に行きます”

第3位:
今井 実希(ソプラノ) IMAI Miki, Soprano
【本選演奏曲目】
J.ハイドン:オラトリオ「天地創造」より “いまや野は瑞々しい緑を差し出して”
C.グノー:歌劇「ファウスト」より “トゥーレの王~宝石の歌”

入選:
キム・テウン(メゾソプラノ) KIM Taeeun, Mezzosoprano
【本選演奏曲目】
A.ベルク:「初期の7つの歌」より “ナイチンゲール”
R.シュトラウス:「8つの歌」より “献呈” Op.10-1
J.マスネ:歌劇「ウェルテル」より “さあ涙を流させて”
G.ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」より “おおむごい運命よ”

入選:
平山 莉奈(メゾソプラノ) HIRAYAMA Rina, Mezzosoprano
【本選演奏曲目】
G.ドニゼッティ:歌劇「ラ・ファヴォリータ」より “私のフェルナンド”
V.ベッリーニ:歌劇「カプレーティ家とモンテッキ家」より “君だけに、僕のジュリエッタ”
G.ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」より “悲しみと涙のうちに生まれ”
本選には残念ながら行けなかったため結果については何とも言えないが、2次予選で個人的に高く評価して本選に進んだ3名中2名が2位と3位に選ばれたのはなにより。第1位の韓国人バリトンに関しては、ほとんど印象に残っていないので意外といえば意外。まあ、バリトンやバスに関しては、もともとあまり興味がなく、単独で積極的に聴くことがないので悪しからず。
by ka2ka55 | 2016-08-24 01:30 | オペラ | Comments(0)

1988年生まれのソプラノ歌手によるルチア役の競演@ヴェネツィア(2017年4~5月)

来年(2017年)4月から5月にかけてイタリア・ヴェネツィアのフェニーチェ劇場で新制作として上演予定のG.ドニゼッティのオペラ《ランメルモールのルチア(Lucia di Lammermoor)》では1988年生まれ(今年28歳)のソプラノ歌手2人がダブルキャストで題名役のルチアに出演が予定されている。ひとりはナディーヌ・シエラ(Nadine Sierra, 1988-, 米)(左)、もうひとりはズザーナ・マルコワ(Zuzana Marková, 1988-, チェコ)(右)だが、いずれもすでに当ブログで「注目オペラ歌手」として取り上げている。
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同じ年齢のソプラノがキャスティングされるのは偶々なのかどうかは不明だが、シエラマルコワのそれぞれの過去の出演歴を見ると、ルチア以外の役ではほとんど重なっていないことがわかる。つまり同じソプラノでもタイプが微妙に違うのかもしれない。ただ、これまでのそれぞれのルチア役を動画で見る限りでは、マルコワのほうが適役に見えるのは気のせいか。とくに(すでに前の記事で紹介した)フランスのアヴィニョン・オペラ座(Opéra Grand Avignon)で今年4月に上演された《ランメルモールのルチア(Lucia di Lammermoor)》に代役としてルチア役で出演した際の映像(全曲版)が大いに参考になる(下記参照)。演出や共演者によって印象は大きく変わる可能性もあるが、歌唱力・演技力・容姿を含めて若手の中では現時点で最高のルチアではなかろうか。

▼参考動画






以上、ナディーヌ・シエラ(Nadine Sierra, 1988-, 米)







以上、ズザーナ・マルコワ(Zuzana Marková, 1988-, チェコ)

by ka2ka55 | 2016-08-23 05:00 | オペラ | Comments(0)

続)注目オペラ歌手(1)ザビーヌ・ドゥヴィエル(Sabine Devieilhe, 1985-, 仏)(col-S)

▼ザビーヌ・ドゥヴィエル(Sabine Devieilhe, 1985-, 仏)(col-S)

すでに一昨年(2014-10-26)注目オペラ歌手(1)として同カテゴリーの一番最初に取りあげたフランス・ノルマンディー地方Ifs(カルバドス)出身のコロラトゥーラソプラノ歌手。
今回再度取り上げたのは、先頃オペラ関連の某サイトで行われたオペラ・アワード(Bachtrack Opera Awards 2016)の「最優秀女性歌手(Best Female Singer)」部門で最も支持を集めて受賞したため。ちなみに私も同ソプラノに一票投じたのだが、圧倒的ではないにせよ、アンナ・ネトレプコやチェチリア・バルトリなどを抑えての受賞は、「我が意を得たり」とでも言うべきか…いずれにしても自分の評価眼もまんざら捨てたものではないと思った次第。
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以下、前回掲載されていない比較的最近公開された動画の一部を参考動画として掲載する。

▼参考動画















by ka2ka55 | 2016-08-15 13:00 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(68)ロリアーナ・カステラーノ(Loriana Castellano, 1981-, 伊)(Ms)

▼ロリアーナ・カステラーノ(Loriana Castellano, 1981-, 伊)(Ms)公式HP
南イタリア・アルタムーラ出身(今年35歳)のメゾソプラノ。
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▼関連記事
Il matrimonio segreto@ Innsbrucker Festwoche der alten Musik




▼参考記事
Mezzosopranistin sagt Innsbrucker Festwochen ab(BR KLASSIK 10.08.2016 von Frank Schwarz)

▼その他の参考動画













● Vivaldi: Juditha triumphans, oratorio in two parts, RV 644
Ann Hallenberg: Juditha
Nicky Kennedy: Vagaus
Delphine Galou: Holofernes
Loriana Castellano: Abra
Rosa Bove: Ozias
Modo Antiquo & Choeur de chambre de Namur
Conducted by Federico Maria Sardelli

by ka2ka55 | 2016-08-11 01:00 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(67)エヴリン・ヘルリツィウス(Evelyn Herlitzius, 1963-, 独)(S)

▼エヴリン・ヘルリツィウス(Evelyn Herlitzius, 1963-, 独)
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http://www.berliner-zeitung.de/kultur/musik/sopranistin-evelyn-herlitzius-ich-mach--das-jetzt-einfach--2788302
「注目オペラ歌手」のカテゴリーでは原則として40歳以上(1976年以前生まれ)の歌手は対象外にしているのだが、たまに例外として取り上げることがある。今回取り上げるE.ヘルリツィウスはWikiによると1963年4月27日ドイツ・オズナブリュック出身で現在53歳。オペラ歌手としてのデビューは比較的遅く30歳(1993年、《タンホイザー》のエリーザベト役)、初めはダンサーだったようでもある。2002年(39歳)には「指環」のブリュンヒルデ役でバイロイトにデビュー、その後2006年と2007年の《パルジファル》でのクンドリー役、2010年の《ローエングリン》でのオルトルート役、さらに昨年(2015年)の《トリスタンとイゾルデ》でのイゾルデ役で出演している。つまりワーグナー歌手と言っても過言ではなさそうだが、ソプラノ歌手のタイプとしてドラマチックソプラノ(Dramatischer Sopran)に分類されており、今回注目した理由は、昨日の記事の参考動画(ヴェルディのオペラ《オベルト》)の中でのレオノーラ(Leonora)役がとくに印象的なため。そこで、operabaseで今後のスケジュールを見ると、「指輪」のブリュンヒルデ役、《ローエングリン》のオルトルート役以外では、《エレクトラ》の題名役、《カヴァレリア・ルスティカーナ》のサントゥッツァ役が予定されている。ちなみに2010年以降の来日は確認できないが、2007年11月にドレスデン歌劇場の来日公演《タンホイザー》のヴェーヌス役で出演したことは間違いない。

▼参考動画

















by ka2ka55 | 2016-08-08 04:00 | オペラ | Comments(0)

《オベルト》@ハイデンハイム・オペラ・フェスティバル(16/08/04プルミエ)とはどんなオペラなのか

欧州では夏の音楽祭があちこちで開催されている今日この頃、バイロイトやザルツブルクなどで行われている超メジャーな音楽祭についてはあらためて紹介するまでもないが、ドイツ南西部、ミュンヘンとシュトゥットガルトのほぼ中間に位置するバーデンヴュルテンベルク州の都市ハイデンハイムHeidenheim an der Brenz)で開催されているハイデンハイム・オペラ・フェスティバル(Opernfestspiele Heidenheim)については日本ではあまり知られていないかもしれない。しかし、意外にも(?)Wikiの日本語版には比較的詳しく、以下のように記載されている。
音楽祭は1964年にヘレンシュタイン城の騎士の間の遺跡で「城館の夜の歌」という野外コンサートが開かれたことから始まる。5年後に音楽祭は小規模なオペラをレパートリーに加えた。1977年に初の大規模オペラの『後宮からの誘拐』を上演し、1988年には現在の名称となった。音楽祭の会場はヘレンシュタイン城の騎士の間の遺跡、コンツェルトハウス、会議センターである。期間中はオペラだけではなく、野外コンサートやガラコンサート、その他の音楽イベントが行われる。
▼関連記事
Opernfestspiele Heidenheim
今年(2016年)の開催日程は6月8日から8月7日まで、つまり本日閉幕するわけだが、オペラはプッチーニの《ボエーム(LA BOHÈME)》とヴェルディの《オベルト(OBERTO)》が上演された。
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ところで、《ボエーム》はともかく、《オベルト》についてはヴェルディ作曲にもかかわらず、私はもちろん一般的にもほとんど知られていないと思われるので、すこし調べてみた。上の写真は、同音楽祭で上演された公演(8/4プルミエ)に関して高く評価しているOpernnetzに掲載されている舞台写真。ちなみにオベルト役つまりタイトルロールは韓国人バス歌手のWoong-jo Choi(右端)。

▼関連記事
・Ein Vorbericht zu "Oberto Conte di Bonifacio" / Verdi in Heidenheim (Kultur Regional am 4.8.2016 von Rainer Schlenz

▼ヴェルディ作曲《オベルトOberto)》全2幕
Wikiの日本語版の記事には「『オベルト、サン・ボニファーチョ伯爵』(Oberto, Conte di San Bonifacio)は、ジュゼッペ・ヴェルディが初期に作曲した2幕からなるオペラである。『サン・ボニファーチョ伯爵オベルト』と称されることもある。オペラは現在では全く上演されない」とあるが、ヴェルディのオペラ全26作のうちの実質的に第1作(1839年、ミラノ初演、台本はソレーラ)である。「現在では全く上演されない」というのも、現に同音楽祭で上演されているので正しくはなく、今年2月にはフランクフルトでも演奏会形式で上演されたようである。とはいえ、滅多に上演されないことはたしかで、録音も映像も少ないが、2007年にスペインのビルバオで上演された公演がDVD化されていて、それがYouTubeに公開されているので参考になる(下記参照)。同音楽祭の公演も収録されて公開されればアリガタイのだが…
尚、あらすじおよびリブレットに関してはココを参照。

▼参考動画



▼関連動画



by ka2ka55 | 2016-08-07 03:00 | オペラ | Comments(0)

続)T.アデス作曲《The Exterminating Angel》@ザルツブルク音楽祭(16/7/28初演)とはどんなオペラなのか

d0103632_34852.jpg今月22日(7/22)(金)に開幕する今年のザルツブルク音楽祭(Salzburger Festspiele)だが、3/10付記事(下記参照)の通り、新制作として上演予定のオペラ3本がそれぞれラジオ(OE1)で放送されるようなので、メモしておく(日時はいずれも現地時間)。

・T.アデス《皆殺しの天使》(THOMAS ADÈS • THE EXTERMINATING ANGEL)/放送(Live): 7月28日(木)19:00~

・R.シュトラウス《ダナエの愛》(RICHARD STRAUSS • DIE LIEBE DER DANAE)/放送: 8月6日(土)19:30~

・C.グノー《ファウスト》(CHARLES GOUNOD • FAUST)/放送: 8月13日(土)19:30~

今年のザルツブルク音楽祭(Salzburger Festspiele)は7月22日から8月31日まで開催されるが、オペラ公演に関しては、新制作3本、再演2本、初演1本のほか、聖霊降臨祭音楽祭(Pfingstfestspiele)からの借用1本、演奏会形式3本が予定されている(参考記事)。このうち世界初演(Uraufführung)として上演されるのが、英国ロンドン出身の作曲家・ピアニスト・指揮者トーマス・アデス(Thomas Adès, 1971-)作曲のオペラ《The Exterminating Angel》全2幕。じつは当初、昨年(2015年)上演される予定だったものの、なぜか今年に延期された公演のようだが、同音楽祭での上演後、2017年の春にはロンドン(ROH)、秋にはニューヨーク(MET)でも上演が予定されている、いわば注目作品である(関連記事)。しかし、もちろんオペラとしては新制作だが、かつて映画化され、『皆殺しの天使』という邦題で1981年に日本でも公開されたルイス・ブニュエル監督のメキシコ映画(1962年製作・公開)のオペラ化のようである。Wikiの記事によると「ストーリー」は以下の通り。
あるブルジョワジーの邸宅で、夜会が始まった。楽しげに振舞う列席者たち。ところが、邸宅の従業員が次々に辞職していき、執事ただ一人になってしまう。何とか晩餐を用意する主賓夫婦。食事の後、音楽室に移った列席者たちはピアノや歓談を楽しみ、帰る様子もなくそのうちジャケットを脱ぎ、すっかり腰を落ち着けてしまう。次の朝になってみると、なぜか誰も部屋から出られなくなってしまう。

by ka2ka55 | 2016-07-28 18:00 | オペラ | Comments(0)