Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

カテゴリ:オペラ( 345 )

注目オペラ歌手(83)ヴァージニア・トーラ(Virginia Tola, 1976-, アルゼンチン)(S)

▼ヴァージニア・トーラ(Virginia Tola, 1976-, アルゼンチン)(S)HP
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http://www.virginiatola.com/photos-videos/?lang=en

先月(10月)ベルギーのリエージュで上演された《ナブッコ(Nabucco)》(題名役はL.ヌッチ)の収録動画(下記参照)がつい最近(2016/11/02)公開され、その中でアビガイッレ(Abigaille)役で出演しているのが個人的に注目されたソプラノ(2幕と3幕の間(1:25:50~1:33:02)にインタビューあり)。声種はドラマティコと言えるだろうが、アルゼンチン出身のオペラ歌手はちょっと珍しいかもしれない。Operabaseのスケジュールを見ると、ドイツではゼンパー(ドレスデン)に出演しているが、意外にもミラノ・スカラ座、ウィーン国立、ROH、METなどへの出演歴はなさそう。


▼その他の参考動画






by ka2ka55 | 2016-11-11 00:00 | オペラ | Comments(0)

新国立劇場オペラ研修生によるオペラ・ガラ・コンサート@ NNTT中劇場(2016/11/08)を聴きに行きました

昨日(11/8)、新国立劇場(NNTT)のオペラ研修所に在籍中の研修生14名 (第17期生5名、第18期生4名、第19期生5名)(*)によるガラ・コンサート(NNTT Young Opera Singers Tomorrow 2016)が開催され、物好きな私は当然、聴きに行きました。(*)第18期生も5名在籍していますが、コンサートには1名が都合により出演せず。
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私のような物好きが多いせいか、はたまた関係者が多いせいかは定かではないが、中劇場の1階のみとはいえ、客席はほぼ埋まっていた。しかし、「ガラ・コンサート」と銘打った割にはピアノ伴奏のみ、舞台には花一輪もない殺風景さにいささかがっかり。まあ、ようするに実質的に通常のコンサートとどこが違うのかというのが全体的な印象。参考までに、当日プログラムといっしょに貰ったチラシには以下のような理事長の「ご挨拶」が掲載されている。
 本ガラ・コンサートは、全日本空輸株式会社と新国立劇場によって、本年度より新たに創設された「未来のオペラ界を担う若手歌手を支援する為の制度―ANAスカラシップ」の一貫(ママ)として開催されます。プロのオペラ歌手を目指す者にとって、将来のキャリアに繋がるオペラ発祥の地・欧州での海外研修の充実は何ものにも代えがたいものです。この「ANAスカラシップ」により、本年は2年次生がミラノ・スカラ座アカデミーでの研修を9、10月に終えており、来年3月には3年次生がミュンヘンのバイエルン国立歌劇場付属オペラ研修所で研修を行います。イタリアやドイツの歌劇場の本場の空気が漂ようなか、歌のレッスンや音楽表現の指導のもと厳しくも充実した研修生活を過ごし、また現地でしか得られない多くの経験を体得することは、彼らのこれからの音楽人生にとって大きな財産となることでしょう。
出演者は全員がすでに過去のオペラ研修所公演に出演しているが、残念ながらそれらの公演は観ていないため、初めて聴く歌手ばかりだった。とはいえ、さすがに研修生だけあって、全員が一定のレベルに達していることは間違いなく、その意味での意外性はなかった。個別には、男声に関しては、興味の対象外であるバリトン(3名)とバス(1名)が非常に良く印象的だったのに対して、興味の対象で期待していたテノール(3名)がいずれもやや期待はずれだったのが残念。女声に関しては、戸口純『白狐』から"月夜"を歌った城村紗智(S)とグノー『ファウスト』から"トゥーレの王~宝石の歌"を歌った西尾友香理(S)が個人的には(選曲を含めて)特に印象的だった。トマ『ハムレット』から"私も遊びの仲間に入れてください"を歌った砂田愛梨(S)は最も多くの喝采を浴びていたが、同じトマなら『ミニョン』から"私はティタニア"を歌ってほしかった…。
全体として、英語の1曲を除き、イタリア語とフランス語の曲ばかりで、ドイツ語のアリア(けっしてないはずはない)が歌われなかったこと、またバロック(とくにヘンデル)のアリアも歌われなかったことが残念と言えなくもない。来年はミュンヘンに研修に行くようなので大いに期待しています。
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by ka2ka55 | 2016-11-09 22:30 | オペラ | Comments(0)

続)J.ドーデラー作曲《リリオム(Liliom)》@ミュンヘン州立劇場(2016年11月4日世界初演)とはどんなオペラなのか

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11/3付の記事
今月(11月)4日(11/4(金))ミュンヘンのゲルトナープラッツ劇場(Gärtnerplatz Theater)(ミュンヘン州立劇場)で世界初演(Uraufführung)として上演されるオペラ《リリオム(Liliom)》に関する記事が目にとまり気になったので少し調べてみた。
を投稿後に劇場が公開したトレーラーを含むいくつかの関連動画が見つかったので以下に掲載します。





by ka2ka55 | 2016-11-06 17:00 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(82)アンジェラ・バローネ(Angera Vallone, 米)(S)

▼アンジェラ・バローネ(Angera Vallone, 米)(S)
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http://www.angelavallone.com/gallery/
前記事の動画(下記参照)の中でカウンターテナーと共演していたのが目にとまった米国出身のソプラノ。生年月日は不明だが、同カウンターテナーと同様、ジュリアード音楽院の修士課程に在籍中のようなので、同じく20代半ば(1991年前後の生まれ)とみられる。


オペラ歌手としての本格的なデビューは、来年(2017年)6月チリのサンティエゴで上演される《フィガロの結婚(Le nozze di Figaro)》におけるスザンナ役のようだが、さらには独フランクフルト歌劇場(Oper Frankfurt)の専属歌手になることも予定されている(Bio参照)。つまり歌唱の点では、まさにこれからのソプラノと言えるが、(個人的な好みは別にしても)容姿の点からは大いに注目されても不思議ではないだろう。




by ka2ka55 | 2016-11-06 08:00 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(81)ヤクブ・ヨゼフ・オルリンスキ(Jakub Józef Orliński, ポーランド)(CT)

▼ヤクブ・ヨゼフ・オルリンスキ(Jakub Józef Orliński, ポーランド)(CT)HP
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生年月日は不明だが、おそらくまだ20代半ば(1990年前後の生まれ)とみられるポーランド出身のカウンターテナー。多くのコンクールで優勝・入賞歴があり、オペラ歌手としてすでにデビューもしている(2014年独アーヘンで上演された《アルチーナ(Alcina)》のルジェーロ役(下記動画参照)で出演)が、まだジュリアード音楽院に在籍する学生でもあるようだ。今後のスケジュールについては明らかでないが、公開されている動画を見る限り活躍が大いに期待できる有望な若手カウンターテナーと言えるだろう(余談ながらユダヤ系かもしれない…)。






by ka2ka55 | 2016-11-05 14:00 | オペラ | Comments(0)

注目オペラ歌手(80)ハンナ=エリーザベト・ミュラー(Hanna-Elisabeth Müller, 1985-, 独)(S)

▼ハンナ=エリーザベト・ミュラー(Hanna-Elisabeth Müller, 1985-, 独)(S)HP
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https://www.youtube.com/user/HannaEMueller
Wikiの記事によると、1985年5月3日ドイツ・マンハイム生まれ(現在31歳)のソプラノ。マンハイム音楽舞台芸術大学で声楽を学び、2009年と2010年に声楽コンクールで1位となり、2010年4月、ラインスベルク・カンマーオーパー(Kammeroper Rheinsberg)で上演されたグルックのオペラ《オルフェオとエウリディーチェ(Orfeo ed Euridice )》におけるエウリディーチェ役でオペラ歌手としてデビュー。その後、2011年11月にゲラ(独チューリンゲン)で《魔笛》のパミーナ役、2012年3月にローマでも同役で出演、2013年12月22日にArteで放送されたローランド・ビリャソンがホストを務める番組("Stars von morgen(明日のスター)")に出演(下記動画参照)しているが、2012年/2013年シーズンからバイエルン国立歌劇場(ミュンヘン)の専属歌手(Ensemblemitglied)となっている(2015年/2016年シーズンまで)。


Operabaseのスケジュール(Terminplan)を見ると、たしかに2012年以降はほとんどミュンヘンの公演にしか出演しておらず、2017年も引き続き出演するようではあるが、専属契約が2016年までというのは劇場のHPにも記載されている。つまり2016年/2017年シーズン以降の所属先が不明なのだが、しかしながら注目すべきは、来年(2017年)3月から4月にかけてMET(ニューヨーク)で上演される《フィデリオ(Fidelio)》のマルツェリーネ(Marzelline)役で出演が予定されていること。同役は先月(2016年10月)ミュンヘンの公演でも出演していて初役ではないが、METデビューであることは間違いない。ちなみに、その後5月から6月にかけてはミラノ・スカラ座の《ドン・ジョヴァンニ(Don Giovanni)》にドンナ・アンナ(Donna Anna)役での出演も予定されており、ミラノにはコンサートで2015年に出演しているものの、オペラでの出演は初めてと思われるので、これも注目すべき点かもしれない。

▼参考動画






by ka2ka55 | 2016-11-04 07:00 | オペラ | Comments(0)

J.ドーデラー作曲《リリオム(Liliom)》@ミュンヘン州立劇場(2016年11月4日世界初演)とはどんなオペラなのか

今月(11月)4日(11/4(金))ミュンヘンのゲルトナープラッツ劇場(Gärtnerplatz Theater)(ミュンヘン州立劇場)で世界初演(Uraufführung)として上演されるオペラ《リリオム(Liliom)》に関する記事が目にとまり気になったので少し調べてみた。
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まず同オペラを作曲したのは、ヨハンナ・ドーデラー(Johanna Doderer, 1969-, 墺)(HP)というオースリア・ブレゲンツ出身の作曲家。写真を見るまでもなく女性であることに間違いなく、作曲家としてけっして無名ではないが、「ドーデラー」という苗字から、ひょっとすると、ウィーンの小説家・ハイミート・フォン・ドーデラーHeimito von Doderer, 1896-1966)を連想する人も多いのではないか。それもそのはず、同作曲家のWikiの記事によると、"Johanna Doderer ist Großnichte des Schriftstellers Heimito von Doderer und eine Ur-Urenkelin des Architekten Carl Wilhelm von Doderer."とある。つまり同小説家の甥か姪の娘(Großnichte)であり、建築家・カール・ヴィルヘルム・フォン・ドーデラー(Carl Wilhelm von Doderer, 1825-1900)の玄孫(Ur-Urenkelin)とのこと。音楽的なインスピレーション源として具体的にH.v.ドーデラーの小説(たとえば『メロビング家(Die Merowinger)』)が挙げられている記述もあるが、影響が少なからずあることは間違いないだろう。
作品目録"Werkverzeichnis"(2014年5月5日)を見ると、これまでにオペラは6作品発表され、いずれも上演されているが、そのうちいくつかのトレーラーを含む関連動画が公開されている(下記参照)。とくに2010年の4作目(2番目の動画)の"Der Leuchtende Fluss"(光る川)(DWV43)のストーリーは「硫黄島の戦い」に関連しているという点で興味深い。
尚、《リリオム(Liliom)》の公演は11/19まで8回予定されているが、おそらく明日(11/4)の初日の公演が12月3日(土)19時05分(日本時間12月4日(日)3時05分)からBR-KLASSIKで放送されるようである。


"Papagenono"(DWV 71, 2011)



"Der leuchtende Fluss"(DWV 43, 2010)



"Strom"(DWV 29, 2006)

ただし、作品はオペラだけではなく、歌曲、合唱曲、交響曲、室内楽など多岐にわたっていて、そのうちの動画もいくつか公開されている(下記参照)。




by ka2ka55 | 2016-11-03 15:00 | オペラ | Comments(0)

お気に入りオペラ歌手(14)ジュリー・フックス(Julie Fuchs, 1984-, 仏)(S)

▼ジュリー・フックス(Julie Fuchs, 1984-, 仏)(S)公式HP
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前回(2015-03-19)「注目オペラ歌手(37)」として取りあげた際には生年は不明だったが、その後掲載されたWikiの記事(フランス語版)によると"Julie Fuchs, née le 24 juillet 1984 (32 ans) à Meaux (Seine-et-Marne), est une chanteuse lyrique française soprano"とあるので「1984年7月24日仏セーヌ=エ=マルヌ県モー生まれ(現在32歳)」つまり前回取りあげた時点では30歳だったことになる。いずれにしても「若手」であることに変わりはないが、最近収録・公開された印象的なリサイタルの動画(下記参照)が目にとまったので「お気に入り歌手」として改めて取りあげることにした。ちなみに現在、チューリヒ歌劇場で上演中(10/29まで)の《フィガロの結婚(Le nozze di Figaro)》にスザンナ役で出演中。この後、同歌劇場で年末から新年にかけて上演される《アルチーナ(Alcina)》にはモルガーナ役で出演予定。


▼その他の参考動画




by ka2ka55 | 2016-10-29 09:30 | オペラ | Comments(0)

お気に入りオペラ歌手(13)マイケル・スパイレス(Michael Spyres, 米)(T)

すでに昨年(2015年)1月24日に「注目オペラ歌手(22)」として取りあげた米国出身のテノールだが、今回は「お気に入りオペラ歌手」に「昇格」させて取りあげる。

▼参考動画






by ka2ka55 | 2016-10-25 17:00 | オペラ | Comments(0)

気になるオペラハウス(32)ザンクト・ガレン劇場(Theater St. Gallen)(スイス)

▼ザンクト・ガレン劇場(Theater St. Gallen)(スイス)HP
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ザンクト・ガレン(St. Gallen)は地図を見ればわかるように、チューリヒ、ヴィンタートゥール、シャフハウゼン、ボーデン湖畔のコンスタンツおよびフリードリヒスハーフェンなど、いずれもこれまでに訪れたことのある都市や街から40~70kmしか離れていないが、なぜかまだ訪れたことがない。けっして避けていたわけでもないが、スイス観光局のサイトに掲載されている画像を見ると、訪れる価値のある都市であることを疑う余地はなさそう(ちなみに1983年に世界遺産に認定されている)。
そんなザンクト・ガレンの劇場は、Wikiの記事によると、"Es gilt als das älteste bespielte Berufstheater der Schweiz"とあるように、スイスではプロが公演した最古(1805年?)の劇場とみなされているようだが、上の写真からもわかるように、現在の劇場は1968年に開場したモダンな建物になっている。
今回、同劇場を取りあげたのは、前回の記事でも紹介したように、本日(10/22)18時(日本時間23日午前1時)開演で上演される《ローエングリン(Lohengrin)》のプルミエ公演があるからだが、興味深いことに、同劇場で同演目が上演されるのは、なんと1912年以来104年ぶりとのこと(下記参照)。まあ、その点からも、いかに歴史のある劇場であるかということかもしれない。
Ausstellung "Wagner in St.Gallen"
Am Samstag, 22. Oktober führt das Theater St.Gallen zum 1.Mal seit 1912 Richard Wagners romantische Oper Lohengrin auf. Aus Anlass der Neuinszenierung widmet sich eine Ausstellung im Foyer des Theaters «Wagner in St.Gallen», der 1849 aus Dresden über die Ostschweiz nach Zürich flüchtete.
http://www.leaderonline.ch/de/article/ausstellung-wagner-in-stgalle

★尚、同公演は来月27日(11/27)14時半(日本時間22時半)開演の公演がラジオ(RADIO SWISS)で生中継される予定である。

by ka2ka55 | 2016-10-22 18:00 | オペラ | Comments(0)