Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

気はたしか?

初台の《チェネレントラ》(20日最終日)は予想どおりの公演(全6公演)で、よくもわるくもサプライズはなかったと思う。ただ、同公演を複数回つまり1度では飽き足らず2度も3度も観たという方もいらっしゃるようでこれには吃驚。はっきり申しあげて「気がしれない」というか「気はたしか?」と思ってしまう。それとも、よっぽどヒマとカネが有り余っているのか…痛くウラヤマシイ。
要するに、アタシ的には期待が大きすぎたということかもしれない。たしかに(最も期待していた)ドン・ラミーノ役のシラグーザの歌唱は期待どおりにすばらしく、第二幕のアリアでは(予想どおり)アンコールに応じてくれたが、これは昨年のスポレートのオーチャードでの公演ですでに体験してしまっているせいもありサプライズとは言い難く、昨年ほどの感動には至らず。まあ、シラグーザに関しては、24日にリサイタルもあるので、気を取りなおしてこちらを期待したい。
今回の公演では男声陣が合唱を含めて申し分なかったのに対して、タイトルロールを含めて3人のみの女声がよくてもイマイチだったと言わざるをえない。とくに、タイトルロールのカサロヴァは最悪。なぜこれがチェネレントラ(シンデレラ)なのかと、目と耳を疑うほどの酷さ(しいて言えば、これがサプライズ?!)。チェネレントラ役のカサロヴァを見た小学生がその顔のあまりの恐さに泣き出したという噂が単なる噂とは思えないほど、ホントに恐かった。シンデレラというより魔女ではないか。まあ、限りなくミスキャストであろう。さらにミスキャストといえば、継姉クロリンダ役の幸田浩子にしても同役にしては上品すぎるというか、いわば「役不足」感が漂っていた。まるで《ホフマン物語》のオランピアに見えてしまった。
by ka2ka55 | 2009-06-21 19:53 | 音楽 | Comments(0)