Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

全裸

日本では(たぶん)上演できないオペラとして、先月ミラノで観たR.カーセン演出の《アルチーナ》が挙げられるだろう(当該記事)。
その理由は、素面の男性数名が全裸で登場、若干の演技をするため日本では差し詰め「公然わいせつ罪」になりかねないからだが、同演出は(好みにもよるが)きわめて優れたもので、たしかに全裸で丸見えではあるけど「罪」でないことは明らか。その意味では(誰の演出とは言わないが)美しさも斬新さも感じられないツマラナイ演出のほうがはるかに罪である。
いや、だからと言って、オペラにおける全裸の演出を無条件に支持しているわけではない(中にはこんな「最低・最悪」の演出も)。とりわけオペラ歌手の裸など見たくもない。そういえば、やはり先月、ケルンで観た《サロメ》ではタイトルロールのキャサリン・ネーグルスタッドが「七枚のヴェールの踊り」のシーンで脱ぐと言われており、ハラハラ、ドキドキしたが、幸いにも脱がなかった。その理由はともかく、脱がなかったのは、きわめて賢明と思った次第。
by ka2ka55 | 2009-04-23 23:18 | ニュース | Comments(0)