Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

トゥーランドット@横浜

ヨクモワルクモ日本人の日本人による日本人のための《トゥーランドット》だった。
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高橋薫子がリュー役ということで気にはなっていたのだが、29日のカラフ役は好みのテノールではないため直前までチケット購入を見合わせていたところ2日前にチェックしたらE+やぴあではすでに受付を終了してしまっていた。「しまった」と思って念のため県民ホールのチケットセンターにアクセスしたら余裕で購入可の状態。そりゃ売り切れるわけないよなぁ。というわけで、安めのチケットを予約して横浜中華街そばのホールへ。
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神奈川県民ホール・びわ湖ホール等の共同制作といえば、昨年3月の《ばらの騎士》の名演が思い出されるためか、少なからず期待していた今回の《トゥーランドット》ではあったが…
個人的には案の定、高橋薫子のリューのみが期待通り(とくに第一幕のアリア)だった以外、残念ながら感動とは程遠い内容だった。その原因はタイトルロールとカラフの迫力不足というか存在感の薄さ。さらに舞台の暗さ。いわば虚仮威し(コケオドシ)という言葉がぴったりな大掛かりな装置の意図については無料で配布されていたプログラムを読めばわからないでもないが、如何せん暗すぎて気が滅入る。暗くすれば重厚にでも見えると思っているのだろうか。昨年の《ばらの騎士》(A.ホモキ演出)とはじつに対照的。
対照的と言えば、なんだかんだ言って、昨年10月に初台で上演されたブロックハウス演出の《トゥーランドット》は明るく、かつ面白く、一見へんちくりんではあったが、妙に感情移入もできる優れた演出だったと思う。それに何と言ってもタイトルロール(イレーネ・テオリン)とカラフ(ヴァルテル・フラッカーロ)の歌唱と存在感は抜群だった。そんなわけで昨夜は消化不良を解消するために録画してあった初台版《トゥーランドット》を再び観てしまったほど。
by ka2ka55 | 2009-03-29 22:28 | 音楽 | Comments(0)