Rusalka
同公演について先日購入した『音楽の友』にレポート(来住千保美)が掲載されていた(p.170)ので以下、引用。
ライン・ドイツの《ルサルカ》
ライン・ドイツ・オペラ(デュッセルドルフ)がドヴォルジャーク《ルサルカ》を新製作した(初日08年12月6日、所見(ママ)12月16日)。指揮は同オペラ首席指揮者ジョン・フィオーレ、演出イルジ・ネクヴァシル、美術・衣装ダニエル・ドヴォルジャーク。第1幕と第3幕のステージは、水底と水面上の2段に分けられ、ブルーを基調にしている。水底で6人の水の精が織りなすバレエも素敵だ。第2幕は豪華なシャンデリアが輝く大広間。メルヘンはメルヘンのままに、とても美しいステージだ。フィオーレの指揮はとても手堅い。《ルサルカ》の厚いサウンドと和声展開に素朴な民謡的旋律を巧みにのせ、バランスの良い音楽づくりだった。歌手もナターリヤ・コヴァロヴァ(ルサルカ)、ハンス=ペーター・ケーニヒ(水の精)など、音楽的に高水準な上演だ。[以上、来住]
なお、写真はドイツのサイトからのものだが、記事によると、美術・衣装を担当したダニエル・ドヴォルジャーク(Daniel Dvorák)は、意外にも作曲家とはまったく姻戚関係はないらしい。"Dvorák"はチェコではポピュラーな名前なのだろうか。