本日のコンサート: 多摩でファウスト
GWの最終日、パルテノン多摩(東京都多摩市)で行われたコンサート・ベルリオーズの劇的物語「ファウストの劫罰」(チケットはモライモノ)を聴いた。
てっきり原語(フランス語)上演のつもりでいたら日本語上演だった。まあ、演奏者(ソリスト&合唱を含む)も観客もほぼ全員日本人なので日本語上演が自然なのかもしれないが…その日本語が自然であったかどうかは別として、久しぶりの日本語上演は意外と新鮮に感じた。
また、久しぶりに聴いた新日本フィルの演奏もよかったが、ソリストの中で特によかった(存在感があった)のは、メフィスト役のバリトン(福島明也)。それに対してファウスト役のテノール(佐野成宏)はイマイチだったかも。先月28日の「千人の交響曲」でもそう感じたが、日本人のテノールにはもうちょっとがんばってもらいたいのだが…
「オザワ」は体調がイマイチの事前情報があり心配したけど、いつものように余裕で振っているように見えた。前日の「ワカスギ」とは奇しくも同じ年(1935年)の生まれ。両氏ともけっしてもう若過ぎるとはいえない。