オペラにおける合唱
たとえば《椿姫》でも、第二幕の最後に出演者がほぼ全員で合唱するシーンがあるけれど、ここはヴィオレッタとジェルモン(父)の二重唱に次いで好きなシーン。
先日の《ピーア》にしても聴きどころの1つは、断然、合唱にあると思う。
あるいは、《カヴァレリア・ルスティカーナ》の場合、「間奏曲」ばかりもてはやされるけれど、あのオペラでもわたしが好きなのは、なんといっても「復活祭の合唱」。
というわけで、もっとオペラにおける合唱(その重要性と魅力)が注目されてもよいと思うのだが…
ちなみにドイツのオペラ専門誌"Opernwelt"(オーパンヴェルト)の年鑑(Jahrbuch 2007)にはドイツオペラ界の各部門の最優秀が発表されているが、オペラハウス部門と指揮者部門のほか、合唱部門でも最優秀に選ばれたのは、ベルリン・コーミッシェ・オーパーだった。
ますます、コーミッシェへ行きたくなったよ。