Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

注目オペラ歌手(79)マルチン・ミューレ(Martin Mühle, 1969-, ブラジル)(T)

▼マルチン・ミューレ(Martin Mühle, 1969-, ブラジル)(T)
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名前からすると純粋なドイツ人(もしくはドイツ系)に見えるが、生まれたのはブラジル南部の都市ポルト・アレグレ(Port Alegre)。ただし、Wikiの記事によると、"deutsch-brasilianischer Opern- und Konzertsänger"(ドイツ・ブラジル系オペラ・コンサート歌手)とあるので、両親の片方(おそらく父親)がドイツ人の「ハーフ」のようである。1992年(23歳)に渡独、リューベック音楽大学で声楽を学び、1997年に同大学で声楽の学位を取得している。2002年から2004年までオーストリアに住んだ後、ブラジルに戻り、2013年に再びドイツに移居するまで母国で一流のスピント・テノール歌手の一人に成長したとある。いずれにしても「注目オペラ歌手」のカテゴリーで取りあげるには年齢が若干高い(47歳)が、今年から来年にかけての活躍が注目されそうなので、あえて取りあげることにした。なかでもとくに今月22日(10/22)にスイスのザンクトガレン劇場(Theater St.Gallen)でプルミエとして上演される《ローエングリン(Lohengrin)》(演出:ヴァンサン・ブサール(Vincent Boussar))でのタイトルロールは、おそらく初役とみられるが、2013/2014シーズンから専属歌手として在籍するマンハイム国民劇場(Nationaltheater Mannheim)でも来年(2017年)1月から4月にかけて上演される《ローエングリン(Lohengrin)》(再演)で同役での出演が予定されている点でも注目される(ヨハン・ボータ亡き後の新たな名ローエングリン役になりうるか)。また、すでに他のワーグナー作品、たとえば《ワルキューレ》のジークムント役もレパートリーに含まれるが、《カルメン》のドン・ホセ役や《アイーダ》のラダメス役でも出演歴があり、けっして「ヘルデンテノール」というわけでもなさそうである。

▼参考動画







by ka2ka55 | 2016-10-20 03:00 | オペラ | Comments(0)