Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

P.ベスマンス作曲《Reigen》@シュトゥットガルト(16/04/24プルミエ)とはどんなオペラなのか

作曲家(フィリップ・ベスマンス(Philippe Boesmans, 1936-, ベルギー))の名前はともかく、タイトルの"Reigen"でピンとくる人は少なくないかもしれない。「円舞」とも訳されるが、一般には「輪舞」と訳されているオーストリアの作家アルトゥル・シュニッツラー(Arthur Schnitzler, 1862-1931)の代表作とされる戯曲(1900年成立)のオペラ化である。もっとも同作曲家によってオペラ化されたのは、1993年(台本はLuc Bondyでドイツ初演は1998年ブラウンシュヴァイク州立劇場(Staatstheater Braunschweig))で比較的最近であり、それ以前に何度か映画化もされている。以下、Wikiの記事の引用。
「輪舞」(りんぶ、独:Reigen)は、アルトゥール・シュニッツラーの戯曲。1920年12月23日、ベルリン小劇場にて初演された。ウィーンを舞台に、それぞれ2人の男女の情事前の会話劇が中心となる10景からなる。はじめは娼婦と兵卒、次の景はその兵卒と女中、次はその女中と若旦那…というふうに、相手が順繰りに入れ替わってゆき、最後に伯爵と最初に出てきた娼婦との組み合わせになって「輪舞」が完成するという構成。また景同士の間には情事をあらわす中断が入る。
シュニッツラーは1900年にはこの戯曲を完成させていたが、当時の性道徳や階級理念に露骨に反した内容のために上演も出版も諦め、200部の自費出版本のみを知人に配っていた。第一次世界大戦後に検閲がなくなったため上演が可能になったが、その際にも上演をめぐって法廷論争を引き起こしている。1950年にマックス・オフュルス監督により映画化(輪舞 (1950年の映画))、その後もロジェ・ヴァディム監督(輪舞 (1964年の映画))、オットー・シェンク監督(輪舞 (1973年の映画))でそれぞれ映画化されている。
ちなみに戯曲の翻訳も少なくとも2種類出ているが、手元にあるのは、岩渕達治訳の現代思潮社版(1997年初版):(岩渕達治氏はSchnitzlerをなぜか「シュニツラー」と表記)
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さて、そこでシュトゥットガルトで4月24日にプルミエとして上演される"REIGEN"はというと、現時点でわかっているのは、公演日程とスタッフとキャストのみだが、指揮は同歌劇場の音楽総監督でもあるシルヴァン・カンブルランSylvain Cambreling)、演出はニコラ・フュムペル(Nicola Hümpel)というリューベック出身の女性演出家。キャストとしては、夫(Der Gatte)役で石野繁生(Shigeo Ishino)(Br)が出演予定。

▼参考動画



by ka2ka55 | 2016-03-13 12:31 | オペラ | Comments(0)