Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

気になるオペラ演出(26)ホフマン物語@墺ブレゲンツ音楽祭2015年7月23日プルミエほか

演出: シュテファン・ヘアハイム(Stefan Herheim, 1970-, ノルウェー)
ノルウェー・オスロ出身の演出家。同演出家についてはこれまで何度か記事にしているが、《ホフマン物語(Hoffmanns Erzählungen)》を演出するのは、おそらく初めてではなかろうか。大いに期待できるが、やや気になるのは、舞台セットや衣装のスタッフが同演出家とは初顔合わせらしいこと。キャスト(Besetzung)については、ホフマン役は初役でスウェーデン人のダニエル・ヨハンソン(Daniel Johannson)、オランピア役にはフラン人ソプラノのKerstin Avemo、アントニア役にはロシア人ソプラノのOlesya Golovnevaがキャスティングされているが、興味深いのは、この2人のソプラノがそれぞれジュリエッタ役にもキャスティングされていること。このような配役はあまり見たことない。まあ、いずれにしても気になる演出であり注目される公演でもある。

同演出家の経歴をあらためて見てみると、初めはチェロ奏者だったようだが、その後に自前の人形劇場で演出の経験を積み、1994年から1999年までハンブルクでゲッツ・フリードリヒに師事して演出を学んでいる。デビューは1999年の《魔笛》の演出。2002年にエッセンで制作した《清教徒(I puritani)》の演出でゲッツ・フリードリヒ賞(Götz-Friedrich-Preis)を受賞したほか、エッセンの《ドン・ジョヴァンニ》(2007年)、バイロイトの《パルジファル》(2008年)、シュトゥットガルトの《ばらの騎士》(2010年)の演出でOpernwelt誌によって年間最優勝演出家に選ばれている。
個人的には、3年半前(2011年11月)にドレスデンで観た《ルサルカ(Rusalka)》(当該記事)があまりに印象的だったため、それ以来、注目している演出家である。ちなみに2020年からベルリン・ドイツ・オペラで上演予定のワグナーの「リング」を演出することも発表されている。

▼参考動画












by ka2ka55 | 2015-04-01 23:58 | オペラ | Comments(0)