Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

われわれは川に来た@ドレスデン



ドレスデン州立歌劇場いわゆるゼンパー・オーパーの今シーズン(2012/13)の開幕公演(9/13)は、ドイツの作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(Hans Werner Henze, 1926-)の1976年の作品"We Come to the River"(Wir erreichen den Fluss)。反戦がテーマの政治的な内容のようだが、写真を見る限り装置などが相当に大掛かりな印象。上の動画はプローベの様子を収録したもので、演出は1977年ハノーファー生まれのエリーザベト・ステップラー(Elisabeth Stöppler)。写真を見るまでもなく(まだ)若い女性である。ちなみに作曲家のヘンツェ氏は、2000年の第12回高松宮殿下記念世界文化賞における音楽部門の受賞者(関連記事)。
by ka2ka55 | 2012-09-16 21:13 | ニュース | Comments(4)
Commented by shochi_hh at 2012-10-09 05:13 x
私が今迄観た・聴いたH氏の作品の中で一番強烈な印象を持った作品でした。この監修・舞台装置には随分批判があったものの、私は、政治的メッセージを音楽に託す氏の作品のなかでもダントツ政治色の強い反戦オペラなだけに、この位ド派手にやって最高だったと感じた方です。批判の一つに「舞台の彼方此方で並行して歌手・合唱団員が動きすぎて一点に集中できない」と指摘がありました。確かに一階・二階に座る観客にとっては、首が痛くなる位あちこち向きを変えて眺めなければいけない舞台設定は気力体力集中力を試されるだけありマイナス点だったかも(笑)反面、戦争末期の混乱という一貫したテーマが故・・・ストーリーと無関係なシーンやオブジェだらけで見る側の気が散る(少なくとも私は、笑)混沌としたSchlingensiefのような監督の作品とは全然訳が違う・・・私はあのスタイルで満足でした。

ドイツ語を解されるようなので、私の9/20日前後のツイッタのTL及び #Henzeでツイッタ内検索ください。ドイツ語圏のレビューリンクを紹介しています。
Commented by ka2ka55 at 2012-10-10 19:32
貴重なコメントありがとうございます。実演をご覧になったのですね。うらやましい。ゼンパーには何度か行きましたが、あの古めかしい劇場にしては、たまに奇抜な公演をやるなあという印象があります。ツイッターのフォローにチェックを入れました。よろしくお願いします。
Commented by shochi_hh at 2012-10-12 08:48 x
そうですね>印象

今秋のHenzeプロジェクト最初の作品「Gisela!」は、上演時間75分+休憩ナシ+チケット安価が仇になり、「ドレスデン旅行記念、有名でゴージャスなオペラ座に入っておこう」的観光客で埋っておりました。予想通り終了後あちこちでオペラ座への不満ぶぅぶぅ(笑「こんな訳のわからん現代音楽のチャチなものでなく、古いコスチュームを着た有名な作品が観たかった」と。

欧州観光都市にある知名度の高いオペラ座は、歴史博物館に行く延長で足を運ぶ客と根っからの音楽ファンの間の溝が深まるばかりで、どこも選曲(含、監督・衣装・舞台設定)が大変と察します。オペラファン的には、ゼンパーオペラのような大劇場だからこそ、レア物・現代音楽をハイレベル且つ大々的に扱える、で、今回のようなプロジェクトに多大なる期待を寄せたい所ですが、その層の意思のみ尊重という訳にもいきません。

私は先期は二つレア物(Hartmann "Simplicissimus", Weinberger" Švanda dudák")を観ましたが、今回の「川」同様、稀なる作品を観にわざわざ遠方から足労するオペラオタクが多いのは嬉しいです。
先日他界されたHesslerの後継者の辣腕ぶりに期待!
Commented by ka2ka55 at 2012-10-14 05:51
そういえば、2008年に初めてゼンパーで観たのは、オトマー・シェック(Othmar Schoeck)の《ペンテジレーア(Penthesilea)》でしたが、これも観光客向きの作品ではありませんでしたね。