Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

RE:ローエングリンの正体

人物としてのローエングリンの正体について、依然としてどうもすっきりしない。今回の公演プログラムの中で演出家が指摘している「名前と出自」については初耳だったわけだが、その後、ネットや手持ちの関連書をざっと調べた限りでは、「ローエングリンの「ローエ」とは森の中にぽっかり開いた空き地を意味する古いドイツ語で、「グリン」は中世ドイツ語の「グライネル(泣く)」という言葉から来ています。つまり彼は森に居た捨て子で、聖杯騎士団の人々に拾われて生を得ました。」を裏付けるような記述は見つからない。まったくのデタラメとも思えないが、そもそも、《ローエングリン(Lohengrin)》は、中世ドイツの詩人ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ(1160年/1180年頃 - 1220年頃)によって中世の古いドイツ語(中高ドイツ語)で書かれた叙事詩《パルチヴァール(Parcival)》の最終章に登場する騎士ロヘラングリン(Loherangrîn)の人物が題材の基礎であることは間違いなさそうである。つまりオリジナルでは、ローエングリン(Lohengrin)ではなく、ロヘラングリ(ー)ン(Loherangrîn)だったらしい。
Grundlage des Stoffes ist die Gestalt des Loherangrîn in Wolfram von Eschenbachs mittelhochdeutschem Versepos Parzival.

http://de.wikipedia.org/wiki/Lohengrin

by ka2ka55 | 2012-06-14 23:17 | 音楽 | Comments(0)