Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

ローエングリンの正体

人物としてのローエングリン(Lohengrin)については、その名前と出自について今回の公演のプログラムに演出家のマティアス・フォン・シュテークマン氏の興味深い談話が掲載されている。実は知っているようで知らなかったこと。
ローエングリンの「ローエ」とは森の中にぽっかり開いた空き地を意味する古いドイツ語で、「グリン」は中世ドイツ語の「グライネル(泣く)」という言葉から来ています。つまり彼は森に居た捨て子で、聖杯騎士団の人々に拾われて生を得ました。彼は聖杯王パルジファルを父と呼びますが、それも共同体の「父親的存在」を意味します。母親は知らずに成長し、完全に男社会で育ったからこそ、女性への接し方を学ぶチャンスもないままで、それが彼の言動に出てくるのです。 Production note(pp.5-6)より

by ka2ka55 | 2012-06-08 19:00 | 音楽 | Comments(0)