Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

翻訳メモ: Übertitel

考えてみると「字幕」というのはヘンな/便利な日本語のように思えるが、これをドイツ語では普通"Untertitel"(英語の"subtitle"に対応)と言う。"Unter-"は"sub-"と同様の意味があるので、映像などでは画面の下に訳文が表示されるシステムに合致した表現と言えるだろう。
一方、ドイツ語には"Übertitel"という語が存在し、これは一般の独和辞典(または独独辞典)には出ていない。
"Über-"は"Unter-"の逆の意味と言ってよく、つまり"Übertitel"とは"supertitle"のこと。
日本の劇場ではオペラなどの字幕は、舞台の両側に設置された縦長のスクリーンに表示されるのが一般的だが、たとえばドイツの劇場ではこのスクリーン(横長)が舞台の上方に取付けられている場合がほとんどで(写真参照)、このスクリーンに表示される字幕を"Übertitel(ユーバーティーテル)"つまり「スーパータイトル」(上部字幕)と言う。英語では"surtitle"とも言うが、これは"Canadian Opera Company"の商標(trademark)らしい。
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約2年前(2010-06-04)に訪れたハンブルク州立歌劇場の例(上の白い部分がスクリーン)

by ka2ka55 | 2012-04-25 10:28 | 翻訳 | Comments(0)