ごしきひわ
首都圏の美術館で開催される展覧会にはこのところあまり出かける気がしないのだが、リニューアルオープンされた東京都美術館(上野)で6月30日から開催される「マウリッツハイス美術館展」にはさすがに出かけることになりそうだ(前売券入手済)。http://www.wga.hu/art/f/fabritiu/carel/goldfinc.jpg
オランダ・ハーグにあるマウリッツハイス美術館で大規模な増改築工事が開始されるため、同美術館所蔵の作品約800点中約50点が貸出されて展示されるという。同美術館のコレクションのサイト(collection)には「Top 10」が紹介されているが、現時点で判明している限りでは、そのうちの少なくとも3点は来るようだ。なかでも例によってフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が目玉だろうが、個人的にはルーベンスやヤン・ステーンの作品もさることながら、カレル・ファブリティウスの「ごしきひわ」(1654年 油彩・板 33.5×22.8cm)に妙に興味がそそられる。