Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

Elena Gorshunova

10日(木)にドレスデンで観た《アルチーナ》も今回の観劇旅行では期待値の高い公演だったが、これは残念ながら期待値のほうがかなり上回ってしまったかもしれない。演出がイマイチだったことに加えて、全体として(ミスキャストを含めて)歌唱陣の力量不足を感じた。歌唱陣はほとんどが同劇場の専属歌手(Ensemblemitglied)のようでタイトルロールのアルチーナ役(Amanda Majeski)などは歌手にしておくのがモッタイナイ(?)ほどの飛びぬけた美貌の持ち主ではあるが、意外と存在感が薄かった。また、アルチーナ以上に重要な役どころ(男役の難役)のルジェーロ役(Barbara Senator)は明らかにミスキャストだろう。しかし、そんな中で最も光っていたのが、父親探しの少年オベルト役のエレナ・ゴルシュノヴァ(Elena Gorshunova)にほかならない。歌唱力が飛び抜けており、ロシア人にしては小柄な体型とともに少年役としても違和感のない演技力を十分に示していたが、実は昨年10月に初台で上演された《フィガロの結婚》でスザンナ役で出演していたソプラノであることにまったく気づかなかった。やや古いが、優れた歌唱力の一端を示す動画を貼り付けておく。


by ka2ka55 | 2011-11-18 22:44 | 音楽 | Comments(0)