Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

Ich möchte die Elsa singen

*以下の記事、どうもヘンだと思ってよく見ると2008年12月号のオペラ雑誌Opernweltに掲載された記事だった(しかし現時点でも内容に大きな変化はないと思われる)。
http://www.kultiversum.de/Oper-opernwelt/Dezember-2008-Inhaltsverzeichnis.html

オペラ歌手(S)アンナ・ネトレプコの興味深いインタヴュー記事を見つけた。以下、結構長めの同記事でタイトルにもなっている個人的に最も興味深い箇所を引用:
Wie sieht es mit Opern-Gesamtaufnahmen in der Zukunft aus?
Ich möchte gern Elsa im «Lohengrin» singen.

Kein Witz?
Nein, ich mag, dass sie alles wissen will. Ich bin selbst neugierig, und meine Neugier hat mir schon oft geschadet. Ich habe aber Intuition genug, um zu wissen, hinter welcher Tür ein Abgrund klaffen könnte. Im Ernst: Mir gefällt «Lohengrin» viel besser als zum Beispiel die «Meistersinger». Grundsätzlich bin ich Wagnerianerin. Schade, dass es da nicht noch mehr für mich zu singen gibt.

http://www.kultiversum.de/Oper-Opernwelt/Interview-Ich-moechte-die-Elsa-singen.html?p=3
「私は『エルザ』を歌いたいのです」―原文ではエルザ(Elsa)に定冠詞(die)が付いている点がドイツ語として興味深い、というか奥深いところか。定冠詞がなくても通じなくはないが、定冠詞があることで、ここでは他でもない《ローエングリン》のエルザ・フォン・ブラバントの役を意味していることになる。つまり質問に対してネトレプコ自身が実際に言った(と思われる)のは"Ich möchte gern Elsa im «Lohengrin» singen"(私は《ローエングリン》のエルザをとても歌いたいのです)であって、タイトルはたぶん編集部による言い換えである。
それはともかく、ネトレプコがエルザを歌いたがっているというのは(昨年5月にも記事にしたように)、けっして初耳ではない。とはいえ、今回の記事でも「冗談ではなく?Kein Witz?)」と聞き返されるほどだから、やはり意外に思われるのかもしれない。しかし本人は至って真剣のようである。きっぱり自分は「ワグネリアン」だとも言っている。残念ながら(?)歌のオファーはまだないようだけど……
by ka2ka55 | 2011-10-12 18:00 | | Comments(0)