Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

Daniel Barenboim bleibt an Berliner Staatsoper

Der Generalmusikdirektor der Staatsoper Unter den Linden, Daniel Barenboim, verlängert seinen Vertrag. Sein alter Kontrakt für Berlin wäre im Sommer 2012 ausgelaufen.
ダニエル・バレンボイムが2012年夏までの契約を新たに延長してベルリン州立歌劇場(UDL)の音楽総監督に留まることを報じる6月30日付ベルリンMorgenpostの記事

"Staatsoper"(シュターツオーパー)はウィーンはもちろん、ベルリンやバイエルンも日本では「国立歌劇場」と呼ばれる場合が多いが、オーストリアのウィーンはともかく、ドイツの場合は「国立」と呼ぶには多少の違和感がある。たしかに、ベルリンの場合は現在はドイツの首都であることなどから(統一前は東独にあった)"Staatsoper"を文字どおり「国立歌劇場」と呼んでもいいかもしれない。しかし、バレンボイムが契約を結ぶ相手は記事にもあるように(いわばベルリン州の長である)ベルリン市長(Berlins Regierender Bürgermeister)であるという点で実質的には「州立」であり、日本で言えば、さしづめ「都立」だろう。しかも、ドイツ国内には、"Staatsoper"が他にも多く存在する。バイエルンのほかこれまで訪れたハンブルク、ザクセン(ドレスデン)、シュトゥットガルトの歌劇場もすべて"Staatsoper"である。これらをすべて「国立歌劇場」と呼ぶわけにはいかない。ただし、日本で興行を打つ場合はそんなことにお構いなくすべて「国立歌劇場」と呼ぶ傾向がある。いずれにしても、その「ベルリン国立歌劇場」は現在、全面的に改修中(2010~2013年秋)であり、それに関しては写真とともに別の記事(Der Umbau der Berliner Staatsoper)を参照。
by ka2ka55 | 2011-07-01 12:19 | ニュース