Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

グールドとテオリン

今回の「トリスタンとイゾルデ@NNTT」における主役の二人に関して、いずれもNNTTには初登場ではなく、たとえばグールド(Stephen Gould)については09年の《オテロ》におけるタイトルロール(オテロ役)として、テオリン(Iréne Theorin)については08年の《トゥーランドット》におけるタイトルロール(トゥーランドット姫役)で初登場以来、今年2月の《ジークフリート》と3月の《神々の黄昏》におけるブリュンヒルデ役としてすでにおなじみ。しかし、トリスタン役とイゾルデ役に関しては、グールドは意外にも今回がロールデビュー(初役)、テオリンも08年のバイロイトでロールデヴューしたばかりとのことで当然のことながら両人がトリスタンとイゾルデを演じるのは今回が初めてということになる。
ちなみにグールドについては先月21日にドレスデンで観た《タンホイザー》のタイトルロールで出演していて、たぶん同公演の直後に来日したと思われる。タンホイザー役は申し分なかったためトリスタンは初役でも十分に期待できると思えた。また、テオリンについては、来日直前までコペンハーゲンでやはりイゾルデ役を務めていたとのこと。
いずれにしてもこの二人がNNTTで主役を演じることは、公演が発表された当初から明らかにされていたが、果たして本当に実現するのか、ひょっとしたら直前になって降板してしまうのではないかと初日を迎えるまで不安がなかったわけではない。あるいは公演が無事に開幕しても何らかの理由で降板しないとも限らない。とにかくこの演目は主役が二人そろっていなければオハナシニナラナイ。どちらか一方がコケてもダメ。とくに先日のオペラトークで聴いたカヴァー歌手が本番で登場するようなことになれば相当に萎えると思っただけに、出来映えはともかく初日に両主役が無事に舞台に上がったことは実に喜ばしかった次第。残りの4公演(28日、1月4日、7日、10日)も無事でありますように!
by ka2ka55 | 2010-12-26 18:07 | ニュース | Comments(0)