Gut gegen Nordwind von Daniel Glattauer
数年前に出版されてベストセラーになった(なっている)小説だが、まだ邦訳書は出ていない(と思う)。というか、日本ではほとんど知られていないのかもしれない。ネット上を検索した限りでは、ココにタイトルが「北風に耐えて」と訳されて比較的詳しく紹介されているほかには見当たらず。
"E-Mail-Roman"(電子メール小説)などと称されるように、往復書簡ならぬE-Mailのやりとりによって展開する男女の話なのだそうだが、さてどんなものか。映画化はまだのようだが、劇化はされて現在、上演中のようだ(当該サイト)。
ところで、著者について、このインタビューの中では「好きな本は?」の質問に「カフカの『審判』(Der Prozeß)」と答えている。ウィーン出身でカフカが好きで名前がダニエル…ということはユダヤ系だろうか。まあ、余談ではあるけど。