Das Notizbuch von ka2ka ― ka2kaの雑記帳

定番

この時期つまり年末の日本のクラシック音楽界の定番といえば「第九」だが、これほど頻繁に演奏されるのが日本だけの現象であることは夙に有名。その発端もしくは理由についてはココに詳しく書かれているが、本場のドイツで年末に演奏される「第九」といえば、そもそも日本が模倣したとされるドイツのライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が大晦日に行う演奏ぐらいらしい。もちろん今年も行われるが、これが「ベルリン・フィルのジルベスターコンサートに対抗して演奏され随時TV中継されている」ことは知らなかった。ベルリン・フィルのジルベスターコンサートはたしか日本でも生中継されるはず。
一方、ドイツ語圏のオペラ界における大晦日の定番といえば、《こうもり》であることは夙に有名。しかし調べてみると、ドイツ語圏の歌劇場で大晦日に《こうもり》が上演されるのは、主なところではウィーンの国立歌劇場とフォルクスオーパー、バイエルン州立歌劇場(ミュンヘン)やゼンパー(ドレスデン)ぐらいでそれほど多いというわけでもない。たとえば、チューリッヒ歌劇場ではロッシーニの《チェネレントラ》(シンデレラ)が定番だし、そのほか《セビリアの理髪師》(ベルリン・ドイツ)、《メリー・ウィドウ》(ハンブルク)、《マイ・フェア・レディ》(ハノーファー)、《メリー・ウィドウ》(デュッセルドルフ)、《キス・ミー・ケイト》(ケルン)、《椿姫》(フランクフルト)、《ランメルモールのルチア》(シュトゥットガルト)、《チャールダーシュの女王》(ニュルンベルク)など様々だ。とはいえ、喜劇やオペレッタが上演される傾向は明らかで、さすがにワーグナーは上演されない。しかし、いずれにしてもどこの歌劇場でも大晦日に公演があるというのは羨ましい限り。
by ka2ka55 | 2009-12-13 23:22 | ニュース | Comments(0)